「ガクが冴えない試合の“光明”だ」A・マドリーに完敗もヘタフェ柴崎を現地紙が褒めちぎる!

2018年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボランチでも存在感を放った柴崎。

タイトな寄せにも動じずに堂々とプレーした柴崎。この日もクールにチームの攻撃を司った。 (C) Getty Images

 チームは敗れたものの、日本代表MFの柴崎岳が魅せたプレーは、地元メディアから高評を得たようだ。
 
 現地時間1月6日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第18節で、柴崎が所属するヘタフェは、敵地でリーグ2位につけるアトレティコ・マドリーと対戦し、0-2の完敗を喫した。
 
 主将のマルケル・ベルガラが戦線を離脱していたため、試合前の現地メディアによる大方の見立てでは、先発出場が濃厚視とされていた柴崎だが、結局、4試合連続となるベンチスタートとなり、チームの戦況を見守った。
 
 出番が与えられたのは、チームが1点のビハインドを追う64分だった。投入直後のファーストプレーで果敢なドリブルを試み、好位置でのFKをチームにもたらすなど、いきなり良さを見せた柴崎は、その後もヘタフェの攻撃を巧みに操舵する。
 
 普段のトップ下ではなくボランチに入って、正確な繋ぎも披露。さらに積極的に前線へと飛び込んだ柴崎は、度々チャンスを演出したが、最後までA・マドリーの牙城を崩すことはできなかった。
 
 結果には結びつかなかったものの、的確なボール捌きを披露した柴崎に対する現地メディアの評価は高い。スペインの有名紙『AS』は、「ガクの投入だけが、どんよりした試合の光明」と見出しを打ち、「この日本人がアトレティコを脅かした」と称賛した。
 
「ガクがピッチに入ってから、チームの雰囲気は変わった。アトレティコにも追いつくことができたかもしれない。その創造的で鋭いプレーで、自らがリーガの中でも上位クラスのMFであることを証明した」
 
 ボランチでも遜色なくプレーできるということを証明してみせた柴崎。リーガ・エスパニョーラ4節のバルセロナ戦以来、途中出場が続いている司令塔は、今後、先発出場の機会を得られるのか? 現地1月12日に本拠地で行なわれるマラガ戦での起用法に注目したい。
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