ミランの新10番チャルハノール、元交際相手への暴力と中絶強要の疑いが晴れる!

2018年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

女性の妊娠が嘘だったことが判明。

訴訟問題から晴れて解放されたチャルハノールの、今後の活躍に期待したい。(C)Getty Images

 昨年末のミラノ・ダービーで、延長の末に宿敵インテル・ミラノを1-0で下し、コッパ・イタリアの準決勝に駒を進めたことは、2018年の巻き返しを狙うミランにとって追い風になったと言えるだろう。

 年内最終戦こそドローに終わったものの、そのフィオレンティーナ戦で貴重な同点弾を挙げた背番号10のハカン・チャルハノールも、心機一転して新年を迎えることができたようだ。イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によると、以前から抱えていた訴訟問題がついに解決したという。

 チャルハノールは2014年頃に交際していた歌手のアニータ・ラティフィさんから訴えられていた。交際期間は短かったものの、破局の数か月後、そのラティフさんが突如メディアを通じて「妊娠を告げたら暴力を振るわれた」と主張。さらに、「心身両面で"圧力"をかけられた」「中絶を強要された」などと非難されたチャルハノールは、25万ユーロ(約3250万円)の損害賠償金を要求されていた。

 ラティフィさんは裁判で、「つねに避妊したと言っているのなら、ハカンは大嘘つきよ!」とまで言い放ったというが、『La Gazzetta dello Sport』によると、実際には妊娠していなかったことが判明。逆に偽証と名誉棄損の罪に問われ、70時間の社会奉仕活動を行なうことで示談に至った。

 夏の大型補強の一員としてミランに加わり、本田圭佑がまとっていた背番号10を受け継いだチャルハノールは、ここまでセリエAの8試合でスタメン入りし(出場は14試合)、2ゴール・2アシスト。十分期待に応えているとは言い難い。先月は筋肉の負傷で一時戦列を離れていた。

 だが、イタリア紙『Corriere dello Sport』は1月4日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督の下で、チャルハノールが自信を取り戻しつつあると報道。実際に、フィオレンティーナ戦でゴールを挙げるなど結果も残している。

 プライベートの問題が解決し、晴れやかな気持ちでシーズン後半戦を迎えられることになったチャルハノール。今後の戦いの中で「ミランの10番」としてふさわしい選手であることを証明してほしいものだ。
 
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