リバプールとエジプト代表で大活躍のサラー、2017年の「アフリカ最優秀選手」に!

2018年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

エジプト人としては初の栄誉

その価値を一気に高めたサラー。今年もクラブ、代表の両方でより多くの注目を集めることになりそうだ。 (C) Getty Images

 1月4日(現地時間)、ガーナの首都アクラでCAF(アフリカ・サッカー連盟)主催の2017年アフリカ最優秀選手賞の授賞式が行なわれ、リバプールのエジプト代表FW、モハメド・サラーが自身、そしてエジプト人としても初の栄誉を手にした。

 今シーズン、3780万ポンド(約55億円)でローマからリバプールに移籍したサラーは、ここまで21試合で17ゴール(得点ランキング2位)を挙げ、5つのアシストを記録。チャンピオンズ・リーグでも6試合で5得点と、抜群の成績を残している。
 
 2017年の前半はローマで20試合出場10得点・9アシストを記録したサラーはまた、エジプト代表としても偉業を達成。母国を28年ぶりのワールドカップの出場へ導く原動力となったのである。本大会行きを決めた10月のコンゴ戦では、2ゴールを挙げてヒーローとなった。
 
 監督、選手、ファンらの投票によって選ばれる同賞を手にした25歳のサラーは、セレモニーの檀上において「自身のキャリアにおいて、この受賞はとても特別なものだ。夢が叶った。この賞をエジプトやアフリカの子どもたちに捧げたい。人は常に、夢を追い求めるべきだ」と喜びのスピーチを行なった。(『ESPN』より)
 
 飛躍を遂げたサラーについて、リバプールの指揮官であるユルゲン・クロップは「彼は今後も、高いレベルでプレーを続けてくれるだろう。まだ若く、さらに伸びていくに違いない」と称賛し、さらなる期待を寄せている。(『キッカー』より)
 
 この授賞式には、サラーとともにノミネートされたサディオ・マネとピエール=エメリク・オーバメヤンらも出席したが、2位がサネ、3位がオーバメヤンという結果となった。
 
 リバプールのサネは2017年、28試合で12得点、7アシストを記録。またセネガル代表としては、自身初のW杯出場を果たした(セネガルは2002年日韓大会以来の出場)。
 
 2015年の同賞受賞者であるオーバメヤンは、ガボン代表としてW杯出場はならなかったものの、ドルトムントでは昨シーズン、アフリカ人としては1994年のアンソニー・イエボア(ガーナ)以来2人目のブンデスリーガ得点王に輝いた。
 
 なお、サラーとマネが所属するリバプールは、5日(日本時間6日)にFAカップ3回戦でエバートンとの「マージーサイド・ダービー」に臨むが、離脱中の2人が出場するかどうかは不明。クロップ監督は受賞式出席を名誉なことだとして、主力2人を喜んで送り出したという。
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