柏の伊東純也にメキシコの古豪が熱視線! 「第2のホンダ」獲得へ交渉開始か

2017年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

カリスマに続き、期待の若武者がメキシコ入りか。

柏で評価を高め、ハリルジャパンの一員にもなった伊東。はたして、メキシコ移籍という決断を下すのだろうか。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表のカリスマに続き、今度は期待の若武者がメキシコへ渡る可能性が浮上した。
 
 現地時間12月29日、メキシコ・メディア『Medio Tiempo』が、柏レイソルに所属する日本代表FWの伊東純也にメキシコ1部のクラブ・レオンが注目していると報じた。
 
 スピードが自慢の伊東は今シーズン、J1の34試合に出場して、6ゴール・6アシストをマークし、チームを4位に導く。天皇杯でもベスト4進出に貢献した。
 
 その活躍はクラブだけに留まらない。今月行なわれたE-1サッカー選手権で日本代表デビューを飾ると、大会全試合に出場してもいた。
 
 そんな快速FWに目をつけたのが、日本代表MFの本田圭佑が所属するパチューカと同じグループが経営する古豪クラブ、レオンだ。
 
 同メディアは、「下半期のホンダ・ブームを受け、パチューカの経営グループは"第2のホンダ"を狙っている」とし、メキシコ・リーグでの本田の活躍やマーケット拡大の動きを受け、日本で人気が高まっている伊東に白羽の矢を立てたと伝えている。
 
 レオンは、過去7度の国内リーグ優勝を経験している古豪で、2017-18シーズンの前期リーグでは7位と、12位のパチューカを上回る結果を残している。また、チームには元アルゼンチン代表FWのマウリシオ・ボセッリなど実力者も揃っている。
 
 さらに本拠地のグアナフアト州には日本の自動車メーカーの工場が多く、日本人コミュニティーも存在するため、日本人ファンがスタンドに多く姿を見せている。実際、今シーズン前期に行なわれたパチューカ戦では、本田を一目見ようと大勢の日本人が駆けつけ、現地でも話題となった。
 
「現在、交渉を進めている」という伊東とレオン。仮に移籍したとしても熾烈なポジション争いは避けられないだろう。それでも柏のスピードスターは、己を磨くために海を渡る決断を下すのか。交渉の行方に注目したい。
 
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