FC東京の大久保嘉人が12月29日、川崎フロンターレに完全移籍することが決定した。FC東京と川崎の双方のクラブから移籍が発表された。大久保は１シーズンでの川崎復帰となる。


　昨オフに川崎から鳴り物入りでFC東京に完全移籍した大久保は、2017シーズンはチームの低迷とともに自身の成績も今ひとつ振るわず、28試合・８得点と５シーズンぶりとなるひと桁得点に終わっていた。ストライカーとして復活を果たした川崎で、再び巻き返しを図ることになる。

　大久保はFC東京のクラブ公式サイトを通じて、次のようにコメントを発表している。
「自分なりにサッカーと向き合い、様々なことを考えた1年でした。1年間という短い時間でしたが、ファン・サポーターのみなさんに温かいご声援をいただいたことに、感謝しています。本当にありがとうございました」

　一方、復帰することになった川崎側からは、「まずは、またフロンターレでサッカーができることを嬉しく思っています。覚悟を持って、チームのために結果を残す。今は、それしか考えていません。そのために、自分の持てる力を出し尽くし、さらに成長していけるよう、日々努力していきたいと思います」と、ファン・サポーターに向けて決意を語った。