屈辱の5失点! 相手エースのケインに翻弄された吉田麻也を英紙が酷評!

2017年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

吉田、絶好調のケインを止められずその評価を…

ケイン(奥)にスピードで一気に抜かれ、吉田(手前)はマーカーとしての役目を果たせなかった。(C) Getty Images

 屈辱的な大量失点を招いた日本代表DFに対し、英紙は辛辣だった。
 
 現地時間12月26日に行なわれたプレミアリーグ20節、吉田麻也の所属するサウサンプトンはトッテナム・ホットスパーに2-5の惨敗。これでリーグ戦は7戦未勝利となった。
 
 この試合、キャプテンマークを巻いてフル出場した吉田。セインツ守備陣に牙をむき襲いかかったのが、他ならぬスパーズの主砲ハリー・ケインだった。
 
 22分にクリスティアン・エリクセンのライナー性のFKに頭で応えて先制点を挙げ、大記録を更新する。元イングランド代表FWのアラン・シアラーが持つプレミアリーグでの年間ゴール数を「37」に塗り替え、ウェンブリーのスタンドを沸かした。
 
 この日のケインはアンストッパブル(阻止不能)。39分に2点目を決めると、67分には味方のスルーパスに抜け出し、難なくマーカーの吉田をかわして、見事ハットトリックを達成してみせた。
 
 2017年の公式戦通算ゴール数を「56」に伸ばし、バルセロナのリオネル・メッシがマークした「54」をも超えた。英国メディアがその千両役者を「世界有数の点取り屋としての地位を完全に確立した(英紙『Mirror』)」と称えた一方で、吉田をはじめとするサウサンプトンDF陣には厳しい指摘が飛んだ。
 
 英紙『Daily Mail』は、マッチレポート内でケインの3点目のプレーについて触れ、「トッテナムのスターはヨシダをいとも簡単に追い抜いた。日本人DFはケインのプレーにまるでなす術がなく、ピッチに倒れ込むしかなかった」とスピードで簡単に振り切られた点を酷評した。
 
 また、同じく英紙『Guardian』は、吉田の試合中の様子について、「なんとかケインを封じ込めようと試みたが、歯が立たなかった。やがて疲弊し、感情的になっているように見えた」と記している。
 
 相手のエースストライカーに面白いようにやられたサウサンプトン。7戦未勝利で14位と低迷している。中4日で迎える次節のマンチェスター・ユナイテッド戦は、強敵が相手とはいえ、反攻のきっかけを掴む勝利を手にしたいところだ。
 
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