神戸 生え抜きDFが流出… 岩波拓也が浦和に完全移籍! 三浦淳寛氏は強化スタッフで07年以来の神戸復帰!!

2017年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すべてをゼロにしてまた新たに挑戦したいと思い決断しました」

浦和への完全移籍が発表された岩波。中学時代から10年間に渡り、袖を通し続けた神戸のユニホームを脱ぐことになった。(C) SOCCER DIGEST

 ヴィッセル神戸は12月26日、DF岩波拓也が浦和レッズへ完全移籍することを発表した。

 中学時にヴィッセル神戸ジュニアユースに加入以来、10年間に渡りクラブに在籍してきた岩波は、2011年9月に2種登録選手としてトップチーム入り。その後、J1通算106試合・4得点、J2通算37試合・2得点の成績を残した。また、2016年にはリオ五輪の日本代表メンバーにも選ばれている。

 岩波は神戸のクラブ公式サイトを通じて、次のようなサポーター・関係者への感謝のコメントを発表している。
「ヴィッセルに関わるすべての皆さま。中学生から10年間ここでプレーする機会を与えていただいたことに感謝の気持ちを申し上げます。小学生の頃、このクラブの試合を見てサッカー選手になりたい、ヴィッセルの選手になりたいと夢を持つようになりました。自分にとってヴィッセル神戸がすべてでした。このタイミングでクラブを去ることに寂しさもありますが、すべてをゼロにしてまた新たに挑戦したいと思い決断しました。オリンピック前に怪我をして絶望的な自分を支えてくれたクラブ、ファン・サポーターの皆さまには本当に感謝しています。これからはこのクラブが対戦相手になり、ライバルになるのが不思議な感じですが、自分も一歩一歩努力して進んでいきたいなと思います。10年間本当にありがとうございました」

 一方、浦和側からもコメントが発表され、「2018シーズンより浦和レッズへ加入することになりました岩波拓也です。アジアを代表するクラブに加入することができとても光栄に思います。自分が生まれ育ったクラブを離れ相当な覚悟を持って移籍してきました。これからも努力を続けて、みなさまに一日でも早く応援していただけるようにがんばりたいと思います」と、新天地での決意を述べている。

 また神戸は26日、2018年2月1日付けで、三浦淳寛氏がクラブのスポーツダイレクターに就任することが決まったと発表。05年から約2年半に渡って在籍した三浦氏が、強化スタッフとして11年ぶりに神戸に復帰することとなった。
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