「オカザキのエネルギーが不可欠なんだ!」レスター地元紙が岡崎の必要性を積極主張!

2017年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンによる採点平均ではフィールド選手トップに

信頼を得ているのか、得ていないのか。いまだピュエル監督の岡崎に対する評価が判然としていない。(C)Getty Images

 4連勝で迎えたクリスタル・パレス戦で、レスター・シティはよもやの緊急停止を余儀なくされた。
 
 土曜日のプレミアリーグ18節、本拠地キング・パワーでの一戦だ。レスターのクロード・ピュエル監督は20日間で7試合を戦う過密日程を考慮し、ターンオーバー制の導入を決断した。前節のサウサンプトン戦で4-1と快勝を収め、「選手層の厚みを確認できた、意義深いゲームになった」と自信を深めていたが、結果は0-3の完敗。攻守両面でチグハグさが目立ち、そこまでチームが成熟していないことを露呈した格好だ。
 
 失望感を示したのは、レスターの地元紙『Leicester Mercury』も同様で、さまざまな角度からホームでの大失態を考察。その中で、前節に2ゴール奪取を含むチームの全得点に絡んだ岡崎慎司の"不在"を、敗因のひとつに挙げたのだ。
 
「クリスタル・パレス戦は、おそらくピュエルが考えるベストの布陣だったのだろう。だがサウサンプトン戦であれだけのハイパフォーマンスを見せたオカザキを先発から外したのは、どういうことだろうか。フル出場したため疲れが残っていると見たか、それとも火曜日のマンチェスター・シティ戦(リーグカップ)でより発奮してもらおうと温存したのか。いずれにせよ、チームでもっとも高い得点率を誇るストライカーの起用については、明らかに疑問符が付く」
 
 同紙が指摘するのは、0-2で前半を折り返しながら、岡崎を後半に入ってもなかなか投入しなかった点だ。「疑いようのない采配ミスであり、驚きだった。オカザキをちゃんと評価しているなら、退場者が出たあとの77分に投入しようとは思わないはずだ。しかもそれはレスターにとって最初の交代カードで、遅きに失した。首を傾げざるを得ない」と断じた。そして、「いずれにせよ、攻撃が手詰まりになっていた。チームにはオカザキのエネルギーが不可欠なんだ」と、これまで通りの主張をあらためて展開した。
 
 ちなみに同紙は毎試合、読者参加の選手採点を集計・掲載している。クリスタル・パレス戦の岡崎は途中出場でこれといった活躍を果たせなかったが、フィールドプレーヤーでは最高の平均値「5.0点(10点満点)」を得た。
 
 ファンの岡崎への期待値がどれほど高く、支持されているかがよく分かる。
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