イニエスタがネイマールの“禁断の移籍”について言及「喜ばしくないが気にはならない」

2017年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドの「俺が史上最高」発言にも触れる。

噂されるネイマールのマドリー移籍について、イニエスタは「どんなことも起こり得る」とその可能性を否定しなかった。(C)Getty Images

 ブラジル代表のネイマールが、2億2200万ユーロ(約290億円)という世界最高額でバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍した今夏の出来事は、サッカーの世界に「絶対」がないことを示した。

 だからこそバルサのキャプテンは、そのネイマールが来夏にレアル・マドリーに移籍したとしても不思議ではないと見ている。

 一時期、エディンソン・カバーニやウナイ・エメリ監督との確執も噂されたネイマールは、公式戦15ゴール・11アシストと新天地のパリSGでもしっかり結果を残しているが、それでもマドリー行きの噂は絶えず、セルヒオ・ラモスやカゼミーロらマドリー所属の選手たちも、歓迎のコメントを残しているほどだ。

『ESPN』によると、フロレンティーノ・ペレス会長も先日、「ウチに来れば、ネイマールがバロンドールを獲得するのは、さらに簡単になるだろう。マドリーはすべての偉大な選手が必要とするものを与えられるクラブだ」と"ラブコール"を送っている。

 その一方でバルサのルイス・スアレスは、ネイマールの中にはいまも古巣への愛が存在するという理由から、「マドリーへ移籍することはない」との見解を示している。だがアンドレス・イニエスタは、「サッカーではどんなことも起こり得る」と、ネイマールがマドリーに加わる可能性を完全には否定しなかった。

「不可能と思われていたことが現実となる瞬間を、僕らは何度も目撃してきた。(ネイマールがマドリーに移籍しても)僕は気にしないよ。彼は試合を決められる選手だし、ライバルが強くなるのだから、正直喜ばしいことではないけどね」

 またイニエスタは、マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが、自身を「史上最高」と評したことについても言及。「だれだって自由に意見や気持ちを口にできる。バロンドールを5回受賞した選手が最高レベルにあるのは当然のこと」としつつ、自分にとってはリオネル・メッシこそが史上最高の選手だと付け加えた。

「だれを史上最高とするかはそれぞれの好み。僕はチームメイトのレオを推したいね」
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