広島が川崎を一歩リード!? チャナティップを超える“タイの国民的英雄”を獲得か

2017年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

入団となれば、経済的な波及効果が小さくない。

2017年は日本代表戦に加え、ACLで鹿島、川崎とも対戦したティーラシン。いずれの試合でも存在を示した、本格派ストライカーだ。(C)Getty Images

 タイ代表のエースストライカーで、名門ムアントン・ユナイテッドに所属するティーラシン・デーンダー。かつてリーガ・エスパニョーラ1部のアルメリアでもプレーした29歳は、今夏加入の北海道コンサドーレ札幌で奮迅のパフォーマンスを見せたチャナティップ・ソングラシンも憧れた、まさにタイ・サッカー界のシンボルだ。
 
 その本格派FWについては、年明けの海外移籍が有力視されている。2週間前にJ1・川崎フロンターレへの移籍の可能性について触れた米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports Asia』が12月14日、今度はサンフレッチェ広島が獲得に乗り出したと報じた。以下のように伝えている。
 
「Jリーグ新王者である川崎フロンターレへの移籍が取り沙汰されるティーラシンが、その国内のライバルチームであるサンフレッチェ広島からも強い関心を抱かれているようだ。広島は今季J1の降格圏からわずか1ポイントの差で残留を決めたばかり。クラブ関係者がタイ入りし、ムアントンとの交渉に入ったとの情報を得ている」
 
 すでに広島側は正式オファーを提示済みとされているが、ムアントンは態度を保留しているという。スペインでバカンス中のティーラシンの帰国を待って、最終判断を下すことになると同局。川崎の移籍報道時よりも踏み込んだ内容となっており、この1~2週間でなんらかの動きがあるかもしれない。
 
 チャナティップを凌ぐ人気を誇る国民的英雄だ。入団となれば戦力面の上積みはさることながら、経済的な波及効果も小さくない。はたしてティーラシンは日本に針路を取り、広島あるいは川崎への移籍を果たすのか。今後も動向をチェックする必要がありそうだ。
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