C・ロナウドの「俺が歴代最高」発言にラキティッチが待った!「祝福はするけどナンバー1は…」

2017年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が戦っている相手こそが歴代最高の選手」

C・ロナウド最強説に異論を唱えたラキティッチは、唯一無二の存在としてメッシの名を挙げた。(C)REUTERS/AFLO

 レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドは先週、通算5度目となるバロンドール受賞を果たした。受賞5回はバルセロナのリオネル・メッシと並んで歴代最高だ。だからこそC・ロナウドは、バロンドールを主催する『フランス・フットボール』誌のインタビューで自賛したのかもしれない。

 昨シーズンのC・ロナウドは、チャンピオンズ・リーグ(CL)で5年連続の得点王となり、レアル・マドリーをCL史上初の連覇に導いた。リーガ・エスパニョーラでも25得点を挙げ、5年ぶりの王座奪還に貢献。したがって、FIFAの年間最優秀選手賞に続くバロンドール受賞は妥当な結果と言えた。

 そのC・ロナウドはフランス・フットボール誌で、「俺ほど個人賞をもらった選手はいない。バロンドールのことだけじゃなくてね。みんなの好みはリスペクトするけど、俺は自分以上の選手を見たことがない」と、自分がサッカーの歴史上ナンバーワンの選手だと言い放った(『ESPN』より)。

「俺にできないプレーをやれる選手はいない。でも、他の選手たちができないプレーを俺はできる。俺ほど完成された選手はいない。両足を使えて、速くて、パワフルで、ヘディングもうまくて、得点を決められて、アシストもできる。みんなにはネイマールやメッシのほうを好む権利はある。でも、俺ほど完成された選手はいない。俺はサッカー史上最高の選手だ」

 だがメッシのチームメイトは、C・ロナウドが「史上最高の選手」であることを認めていない。『ESPN』によると、イバン・ラキティッチは現地時間12月10日のビジャレアル戦後、「クリスチアーノ(ロナウド)には敬意を払うけど、彼が戦っている相手こそが歴代最高の選手だよ」と、メッシが歴代ナンバー1であることを強調している。

「(C・ロナウドが)バロンドールを受賞したことは素直に祝福する。だけど、僕にとって唯一無二なのはレオ(メッシ)だ。ナンバー1はひとりだけ。レオの後ろにいる選手たちが、彼と同じ時代を生きたのは不運だったね」

 過去10年のバロンドールを分かち合ってきたメッシとC・ロナウド。どちらがナンバー1なのか、そして彼らは歴代最高の選手なのか、その議論は決して尽きることがないようだ。
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