元アメリカ女子代表の“美しすぎる守護神”が、なんとサッカー連盟会長選に名乗り!

2017年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

現役時代さながらの戦闘モードへ突入

現役引退後も話題に事欠かないホープ・ソロさん。アメリカ・サッカー界に変革をもたらす旗手となれるか。(C)Getty Images

 元アメリカ女子代表の正守護神、ホープ・ソロさんが、来年2月に開催されるアメリカ・サッカー連盟会長選への出馬を表明した。米紙『The New York Times』など複数のメディアが報じている。
 
 ソロさんは長らくアメリカ女子サッカー界をリードしてきた伝説のGK。2016年シーズンいっぱいで現役を退いたが、代表チームでは2度のオリンピック優勝、1度のワールドカップ制覇を成し遂げ、なでしこジャパンの前に常に立ちはだかった名手だ。
 
 ピッチ外ではその美貌を活かしてモデル業やテレビコメンテイターなどにもチャレンジ。一方で自由奔放かつ勝ち気な性格の持ち主で、結婚前夜にパートナーと血まみれの乱闘事件を起こしたかと思えば、身内のパーティーで姉と甥に手を挙げた容疑で逮捕された過去も。今年11月上旬、前FIFA会長のジョセフ・ブラッター氏から以前にセクハラを受けた事実をセンセーショナルに公表し、世間を賑わせたのが記憶に新しい。
 
 先日、現連盟会長のサニル・グラティ氏は、代表チームが32年ぶりにワールドカップ出場を逃した責任を取り、4選への挑戦辞退を発表した。ソロさんは自身のフェイスブック上で、このように出馬の意思を明かしている。
 
「私はいま、アメリカ・サッカーになにが求められているのかを的確に理解しています。そしてそれに対してどんな行動を起こすべきなのかも。私は全身全霊をかけて、改革を断行します。私はこれまでもずっと自己犠牲の精神を大切にしてきました。とりわけ現在の連盟に不可欠なのは、機会の平等性、整合性、そして誠実さです。そのために私は断固、闘い抜きます」
 
 闘神のごとき存在感を示した、現役時代さながらの戦闘モードだ。
 
 なお、現時点で立候補者はソロさんを含めて9名を数え、ライバルは少なくない。MLSサッカーの前マーケティング部門責任者のケイシー・カーターさんも、初の女性会長の座を狙う。男子の元代表選手では、1990年代に活躍したエリック・ウィナルダ氏が名乗りを上げている。
 
 はたしてソロさんは、アメリカ・サッカー連盟の新たな"アンカーウーマン"となれるのか。女性会長誕生となれば、世界的に見ても稀有なケースだ。
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