R・マドリーのセルヒオ・ラモスが不名誉すぎるリーガ記録を樹立

2017年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・マドリーは次節で主力3選手が出場停止に。

フェイスガードを装着してA・ビルバオ戦に臨んだS・ラモスは、イエローカード2枚で試合終盤に退場に。(C)Getty Images

 現地時間12月2日のリーガ・エスパニョーラ第14節、アスレティック・ビルバオとの一戦(スコアは0-0)で、レアル・マドリーの主将セルヒオ・ラモスが不名誉な記録を樹立した。リーガ史上最多となる通算19度目の退場を命じられている。
 
 11月18日に行なわれたアトレティコ・マドリーとのダービー(12節)で鼻を骨折したS・ラモスは、フェイスガードをつけて4試合ぶりの公式戦出場。11分に相手MFのラウール・ガルシアと競った際、肘打ちをしたとしてイエローカードを提示されると、86分にはアリツ・アドゥリスとの空中戦でふたたびエルボーを見舞ったとして二度目の警告を受け、試合終了の笛を待たずしてピッチを去ることになった。
 
 スペイン紙『Marca』によると、S・ラモスはリーガ通算416試合目にして通算19回目の退場。かつてセビージャなどでプレーしたパブロ・アルファロ、元サラゴサのシャビエル・アグアドが記録した18回を上回り、リーガでもっとも退場した選手となった。
 
 なお、2005年のR・マドリー入団以来、S・ラモスはリーガでの19回に加え、チャンピオンズ・リーグで3回、コパ・デル・レイで2回と、公式戦で通算24回の退場を経験している。
 
 今シーズンがR・マドリーでの13シーズン目となる31歳のベテランだが、1年を通じてレッドカードを出されなかったのは2014-15シーズンだけ。逆にもっとも多かったのは加入1年目の2005-06シーズンで、4度の退場を経験した。
 
 センターバックというポジションに加え、気迫みなぎる激しいプレーを厭わないS・ラモスだけに、警告や退場の回数が多いのは致し方ないところだが、ジネディーヌ・ジダン監督にとって主将の出場停止は小さくない痛手だ。R・マドリーは次節、セビージャと対戦する。
 
 そのセビージャは現地時間2日に行なわれたデポルティボ・ラ・コルーニャ戦で勝利し、勝点28でR・マドリーと並んでいる。首位バルセロナを勝点8差で追うR・マドリーは、これ以上ポイントを落とせない状況で、復帰したばかりのS・ラモスを欠くことになる。
 
 しかもR・マドリーは、今回のA・ビルバオ戦で通算5枚目のイエローカードをもらったカゼミーロとダニエル・カルバハルも、同じく累積警告でセビージャ戦に出場できない。いまだ調子が上がらずに批判を浴びるR・マドリーとジダン監督は、この難局を乗り切ることができるのか。
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