プレーオフを制した名古屋が1年でJ1に復帰!福岡は1点が奪えず…

2017年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

粘り強く耐えてJ1昇格!

途中出場の玉田は前線で身体を張ってチームを鼓舞した。写真●山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1昇格プレーオフ決勝]名古屋0-0福岡/12月3日/豊田ス
 
 J1昇格プレーオフ決勝の名古屋対福岡が2日、豊田スタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。この結果、大会規定により、リーグ戦で上位に立っていた名古屋のJ1昇格が決定。就任初年度の風間八宏監督のもと、1年でのJ1復帰を果たした。
 
 前半からエンジン全開の両チームは、それぞれ狙い通りの戦い方で試合を進めた。ホームの名古屋は持ち前のパスワークを活かして圧力をかけ、対する福岡は堅守速攻で反撃を狙う。
 
 名古屋が和泉竜司のドリブルシュートでゴールを脅かせば、福岡は山瀬功治のミドルがバーを叩き、そのこぼれ球に仲川輝人が詰めて決定的なヘディングシュートを放つ。いずれもゴールには至らなかったが、相手のわずかな隙を見逃さない高い集中力をうかがえた。
 
 0-0の拮抗した展開が続くなか、先に動いたのは名古屋の風間監督だった。53分に佐藤寿人に代えて玉田圭司を投入。一方の福岡も63分に松田力を下げて石津大介を投入し、前線をリフレッシュする。
 
 レギュレーションの関係上、勝たなければ昇格できない福岡はしかし、アクシデントで二人目の交代を余儀なくされる。CBの實藤友紀が筋肉系の異常を訴え、75分にウォン・ドゥジェとの交代したのだ。
 
 ただ、福岡の井原正巳監督は、この交代を機に3バックから4バックに変更し、システムチェンジで攻撃に変化を加えた。さらに、82分には3枚目の交代で城後寿をピッチに送り込んだ。
 
 終盤は中盤の運動量が落ちはじめ、ややオープンな展開に。この時間帯は名古屋がパスをつないで試合をコントロールし、83分にはエリア内でパスを受けた玉田がシュートを放ち、あわやゴールかという場面を作った。
 
 残り5分を切ると、1点がほしい福岡が前線に人数をかけてゴールを狙う。しかし、フィニッシュの精度を欠いてゴールならず。そのまま0-0で試合は終了し、名古屋のJ1昇格が決まった。
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