今季最長プレーの岡崎慎司を地元紙が高評価! 「シンジはいまだヴァーディーのベストな相棒」

2017年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

原点回帰を促したピュエルの采配に『BBC』は…。

立ち上がりからエンジン全開といった様子で、攻守両面でプレーに関与した岡崎。その積極的なプレーを地元紙は褒めちぎっている。 (C) Getty Images

 原点回帰を図っての堅守速攻のスタイルが功を奏し、強敵トッテナムを撃破したレスター。試合後の評価は軒並み高く、選手たちに対する寸評採点では高得点が並んだ。
 
 この日、元来、採用してきた4-4-2に布陣を戻したレスターは好スタートを切った。
 
 13分、岡崎慎司のプレスバックボールを奪ったレスターは、左サイドに開いたマーク・オルブライトンからのアーリークロスをジェイミー・ヴァーディーがダイレクトで合わせて先制に成功する。
 
 前半終了間際の46分にも得意の速攻からレスターは魅せる。ハーフウェーライン付近でボールを受けたリャド・マハレズが、ドリブルで持ち運び、鮮やかなミドルシュートを突き刺したのだ。
 
 後半はトッテナムの猛攻にさらされるも、反撃を79分のハリー・ケインの1点にとどめ、リードを守り切ったレスターは2-1で4試合ぶりの勝利を収めた。
 
 試合後、地元紙『Leicester Mercury』は寸評採点を掲載。ジェイミー・ヴァーディーとビセンテ・イボーラに最高評価の「9」を付けた。
 
 また、この試合で今シーズン最長の83分間もピッチに立ち続け、攻守に奔走した岡崎へは、「8」と高い採点が付き、「このシステムにおいて、シンジはいまだヴァーディーのベストパートナーだ」と寸評が綴られた。
 
 強敵トッテナムを撃破したレスターへ賛辞を贈ったのは、地元紙だけにとどまらない。英国国営放送の『BBC』は、「ピュエルの静かな革命」と見出しを打ち、指揮官のクロード・ピュエルが10月25日に就任して以来、プレミアリーグ5試合でわずか1敗(2勝2分け1敗)しかせず、順位を一桁台の9位に浮上させたことを称賛した。
 
「このフランス人指揮官は就任から1か月で静かにチームを浮上させた。過去5試合の1敗も相手は(首位の)マンチェスター・シティであった。トッテナムとの一戦で見せたプレーは、2015-16シーズンにリーグタイトルを獲った時のテンプレートを見ているかのようだった」
 
 しかし、辛口評価でも知られる『BBC』は、苦言を呈することも忘れてはいなかった。
 
「ピュエルは理解しているはずだが、前任者のクレイグ・シェイクスピアも、原点回帰を促し、最初こそ上手くいったが徐々に勢いは尽きていった。フランス人指揮官がレスターを統治するためのテスト期間は限られている」
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