R・マドリーのジダン監督が1月の補強を示唆「放出はないが獲得については…」

2017年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官も新たな息吹の必要性を感じている。

冬の補強を示唆するようなコメントを残したジダン監督。なにか大きな動きがあるかもしれない。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でAPOELに6-0と大勝したレアル・マドリーは、現地時間11月25日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第13節で、マラガにホームで3-2と勝利した。勝点3を積み重ねはしたが、2度にわたり先行しながら追いつかれての苦しい白星だった。

 APOEL戦ではゴール不足で批判されるクリスチアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマが2ゴールずつを記録したマドリー。マラガ戦でも9分にC・ロナウドのお膳立てからベンゼマが先制点を挙げ、幸先の良いスタートを切った。

 18分に同点弾を許したマドリーは、その3分後にカゼミーロのゴールで再度突き放したものの、前半終了間際にまたしてもネットを揺らされる。とはいえ、これは微妙な判定に救われノーゴールとなったが、58分、ゴンサロ・カストロのミドルシュートでふたたびタイスコアに持ち込まれた。

 その後、C・ロナウドが決定機を逃したマドリーは、ルカ・モドリッチが倒されてPKを獲得。C・ロナウドのキックは一度マラガ守護神のロベルト・ヒメネスに止められるも、みずからそのこぼれ球を押し込んで3-2。なんとか8勝目を挙げている。

 しかし、降格圏に低迷するマラガを相手に、しかもホームで苦戦を強いられたマドリーのパフォーマンスに対する批判は少なくない。

 それでも、スペイン紙『Marca』によると、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後に「ポジティブにならなければいけない。勝点3を獲得したんだ。これから良くなっていくはずだ」と、前向きな姿勢を強調した。

 ただ、ジダン監督自身もチームには新たな息吹が必要だと感じているのだろう。冬の移籍マーケットでの動きについて問われると、「放出がないのは確かだ。加入については、どんなこともあり得る。様子を見てみよう」と、補強の可能性を示唆したのだ。

「現時点では放出についても獲得についてもなにも話していない」と付け加えたジダン監督だが、冬の補強を否定しなかったことで、今後はターゲットとなる選手に関する報道が賑わうことになりそうだ。
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