鹿島の"20冠"は持ち越し…後半に猛攻を仕掛けるも柏の守備を崩し切れずにドロー決着

2017年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

2位・川崎との勝点差は5に。29日の結果次第で…。

レアンドロはキレのあるドリブル突破を見せたが、最後のところで柏の守備陣に阻まれた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ33節]鹿島0-0柏/11月26日/カシマ
 
 J1リーグ33節の鹿島対柏が26日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 前半は一進一退の展開だった。鹿島が金崎夢生のキープ力を生かして圧力をかければ、柏もクリスティアーノやディエゴ・オリヴェイラの個人能力で局面を打開にかかる。ともに迫力は十分で、どちらに点が入ってもおかしくない攻防が続いた。
 
 しかし、後半に入ると、徐々に鹿島が優勢に立つ。58分のCKでは昌子のヘッドがバーを叩き、65分にはレオ・シルバが惜しいミドルを放つ。66分にはレアンドロがドリブルで柏DFを翻弄し、エリア内でシュート。いずれもゴールにはならなかったが、立て続けにチャンスを作った。
 
 終盤には土居聖真に代えてペドロ・ジュニオールを投入して攻撃に手を加える。さらに84分には運動量のある伊東幸敏を投入してギアをさらに上げたが、GK中村航輔を中心とする柏の守備陣に阻まれ、最後のところを崩し切れなかった。
 
 結局、そのまま0-0で試合は終了。この結果、鹿島の優勝は持ち越しとなった。これで鹿島は勝点を71とし、2位の川崎との勝点差は5に。29日に行なわれる浦和対川崎で、川崎が引き分け以下に終われば、鹿島のリーグ連覇と国内タイトル"20冠"が決まる。
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