司令塔エジルのバルサ移籍合意報道を、ヴェンゲル監督が一蹴!

2017年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルとの契約は今シーズン限り。

エジルのバルサ移籍報道を、ヴェンゲル監督は否定するが……。(C)Getty Images

 今シーズン限りでアーセナルとの契約が満了するメスト・エジルは今週、スペイン・メディアで「バルセロナと合意」と報じられた。だが、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督はこれを否定している。

 バルサは来年1月の移籍マーケットでも、リバプールのフィリッペ・コウチーニョの獲得に動くと言われている。だがこの夏、頑なに放出を認めなかったリバプールだけに、交渉が難航するのは想像に難くない。そこで次善のターゲットとされているのが、アーセナルとの契約が残り半年となるエジルだ。

 契約を延長できずにシーズンインを迎えたアーセナルにとっては、来夏にフリーでドイツ代表のゲームメーカーを手放すより、1月に移籍金を手にするほうが得策――。そうした声が少なくない中、バルサが1月に構想外のアルダ・トゥランを手放し、エジルを獲得する可能性が騒がれている。

 実際、すでにエジルのバルサ移籍が合意に達したとの報道も浮上した。しかし、『ESPN』によると、合意について問われたヴェンゲル監督は、「ノー」とその報道を一蹴している。

 もっとも、アレクシス・サンチェスとともに契約満了を迎えるエジルの去就が取りざたされるのは避けられない。それだけに、近い将来の退団が決定的と言われる両者の起用には眉をひそめるファンもいる。

 しかしヴェンゲル監督は、「彼らは誠実だ。私は彼らの誠実さを疑わない」と、エジルやサンチェスのプロ意識の高さを信頼していると強調した。

「選手の契約が終わるときになにが起こるかは、だれにも分からない。我々が心配しているのは、日曜の試合で良いパフォーマンスができるかどうかだけだよ。私はチームのパフォーマンスをなにより気にしている」

プレミアリーグ12節のノースロンドンダービー(トッテナム戦)では、アシストを含む好パフォーマンスで称賛を浴びたエジル。アーセナルでその雄姿が見られるのは、いつまでなのだろうか。
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