【ACL決勝】敵将ディアスがサウジ代表監督に!? 母国アルゼンチンの有力紙が伝える

2017年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

このまま、サウジアラビア代表監督の座に就くか?

下を向いて悔しさを滲ませたアル・ヒラルのディアス監督。母国メディアが早速その敗戦を伝えた。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 埼玉の夜に快哉を叫んだのは浦和レッズだった。
 
 11月25日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第2レグで、浦和は88分にR・シルバのゴールで勝ち越しに成功して1-0でアル・ヒラルに勝利。見事、10年ぶり2度目のアジア制覇を達成した。
 
 真紅の大軍が雄叫びを上げるなか、アル・ヒラルは多くの選手がピッチで泣き崩れた。そのサウジアラビアの雄の敗戦についてレポートを掲載したのが、指揮官ラモン・ディアスの母国であるアルゼンチンの有力紙『La Nacion』だ。
 
 同紙はまず浦和の戴冠について、「日本のチームはレアル・マドリーが優勝の筆頭候補として待つ、クラブワールドカップ出場のための関門を潜り抜けた」と書き出し、そのうえで敗軍の将となったディアスについて次のように綴った。
 
「元リーベルの監督で、いまもシンボル的な存在であるディアスは、アル・ヒラルに3度目のアジア制覇の栄冠をもたらすことはできなかった」
 
 また、同紙は、11月23日にエドガルド・バウサがスピード解任され、空席となっているサウジアラビア代表監督の座にディアスが就く可能性があると伝えている。
 
 その類稀なカリスマ性でアル・ヒラルをアジアの頂点を競う舞台にまで引き上げたディアス。今回の敗戦を受けて、中東で辣腕を振るってきた元アルゼンチン代表FWは、どのような決断を下すのだろうか。
 
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