マドリーのリーガ連覇を信じるシャビ・アロンソ。「数か月後には状況が逆転している可能性もある」

2017年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドについては「まったく心配ない」とコメント。

リーガにおいて10ポイント差を跳ね返しての優勝は前例がないが、シャビ・アロンソは「可能性はある」と語る。(C)REUTERS/AFLO

 アトレティコ・マドリーとのダービーマッチがスコアレスドローに終わり、レアル・マドリーはリーガ・エスパニョーラで首位のバルセロナに、10ポイント差を付けられている。まだ26試合残っているとはいえ、この宿敵との大差はマドリーにとって小さくないプレッシャーだ。

 だが、かつてマドリーでプレーし、昨シーズン終了後に現役を引退した元スペイン代表のシャビ・アロンソは、逆転優勝の望みを捨ててはいけないと主張する。スペイン紙『Marca』によると、アディダス社のイベントに出席したシャビ・アロンソは、「リーガは長い」と強調したようだ。

「長丁場のリーガにおいては、短期間ですべてが変わることもある。だから、信じ続けなければいけない。マドリーはすごく良いチームだし、バルサが次節で(2位の)バレンシア相手に勝点を落とす可能性もゼロじゃない。それにクラシコだってあるしね。(差は)大きいけど、数か月後に状況が逆転していることも十分考えられるんだ」

 チーム同様に懸念されているのが、クリスチアーノ・ロナウドの不振だ。チャンピオンズ・リーグ(CL)では現地時間11月21日のAPOEL戦でも2ゴールを挙げ、5試合で8ゴールと量産しているが、リーガでは出場8試合でわずか1ゴールにとどまっている。

 だがシャビ・アロンソは、「まったく心配する必要はない」との見解を示した。

「クリスチアーノはいつも通り。不調なんかじゃない。決定的なタイミングで、ちゃんと決めるはずだよ。いつものように意欲に溢れ、ゴールとタイトルを求め続ける情熱を持ち続けているみたいだしね」

 さらにシャビ・アロンソは、史上初のCL連覇を成し遂げたマドリーが、3連覇をめざせるチームだと太鼓判を押しつつ、自身がプレーしたすべての古巣の活躍を願った。

「連覇をやってのけたマドリーには、3連覇を成し遂げるポテンシャルがあるし、リバプールとバイエルンにも、きっと大きなことがやれるはず。CLには出場していないが、レアル・ソシエダにも頑張ってほしいね」

 かつての司令塔が主張するように、マドリーがバルサとの差を縮めてリーガのタイトルレースに返り咲くことは可能なのか。マドリーは現地時間25日、降格圏に沈むマラガをホームに迎える。
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