音声&動画の証拠も!W杯予選敗退で辞任したイタリア連盟元会長に、衝撃のセクハラ疑惑が浮上!

2017年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

オフィスのカーテンを閉め、机に座らせて…。

FIGCの女性職員にセクハラをしていた疑いを持たれているタベッキオ元会長。潔白を主張するが……。

 ワールドカップ予選敗退で周囲の支持を失い、イタリア・サッカー連盟(FIGC)会長の職を辞任したカルロ・タベッキオ氏に、衝撃のセクハラスキャンダルが浮上した。

 匿名でイタリア紙『Corriere della Sera』の電話インタビューに応じたのは、スポーツ部門の女性ディレクター、マリアさん(仮名)。同紙は現地時間11月21日、その赤裸々な内容を報じている。マリアさんは仕事の話をするためにタベッキオ氏のオフィスを訪れた際の出来事を明かした。

「彼はローマにあるFIGCのオフィスで、挨拶をする間もなく、私を自分の机に座らせたの。そして私の目をまっすぐ見て、『君はいいカラダをしているね。かなり遊んでるんだろ?』『その胸を触らせてくれよ。さあ、こっちにおいで』って言ってきたんです」

「外から見られないように、彼はオフィスのカーテンを閉めて迫ってきたの。私はなんとかかわしたけど、これはひとつのエピソードに過ぎない。他にもまだ話すことはあるわ。タベッキオによるセクハラの被害は最近のことよ」

 マリアさんは、「真剣に仕事をしようとしている女性が、このような暴力を受けなければいけないなんて考えられない」と激怒。これまで告発しようとした多くの女性は、証拠が無いために泣き寝入りせざるを得なかったが、「自分には音声や動画の証拠がある」と主張している。

 マリアさんの弁護士によると、渡された証拠動画には、タベッキオ氏が身体を触り、キスをしようと試みたものの、マリアさんがそれをエレガントに跳ね除けている一連の動きが映されているという。

 マリアさんは、「FIGCは土台から改革し、再建すべき。あの組織の中にある性差別主義をなくさなければいけない。私の証言が、同じような被害に遭った女性たちの役に立つことを願っている。勇気を出して話さなければいけない」と強く訴えた。

 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によると、タベッキオ氏はこの疑惑を否定。自身の名誉を守るため、弁護士に法的措置を取るよう依頼したという。辞任発表の翌日に浮上したスキャンダル。この問題が今後、どう進展していくか注目される。
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