【CL】マドリー、ベジクタシュが新たに勝ち抜け! リバプールは3点リードを守り切れず…

2017年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドは久々の2ゴール!

すでに勝敗が決した後ではあったが、抜け目のないプレーで2ゴールを挙げたC・ロナウド。得点は前節トッテナム戦以来で、1試合2得点は2節ドルトムント戦以来のことである。 (C) REUTERS/AFLO

 11月21日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ第5節で、グループE~Hまでの計8試合が行なわれた。

 すでに前節で決勝トーナメント進出を決めたチームもあるが、一方でさらに混戦模様を強めているグループもあり、欧州最高峰の戦いは全くもって目が離せない。
 
 まず2枠をめぐる争いが決着を見たのはグループH。レアル・マドリーがAPOELに6-0の大勝を収めたことで勝点を10に伸ばし、前節で突破を決めていたトッテナムに次ぐ2位で次ラウンド行きのチケットを手にした。
 
 ドルトムントはホームでトッテナムに敗北。戦前から突破はほぼ絶望的ではあったが、脆弱な守備を破られ、望みは完全に潰えた。ただ、3位はヨーロッパリーグ(EL)に進めるということで、まだ終戦というわけではない。最終節ではレアル・マドリーと対戦するが、APOELと同勝点のままであれば、得失点差で欧州カップの戦いは継続することとなる。
 
 グループFでは、前節で勝ち抜けを決めていたマンチェスター・シティが、フェイエノールトを下して全勝をキープした。逆にフェイエノールトはこれで5連敗、いまだ勝点はゼロである。
 
 このグループの興味は2位争いだが、今節は3位ナポリが2位シャフタールを3-0で下した。まだ両者の勝点差は3あるが、最終節でナポリは最下位フェイエノールト、シャフタールは首位マンチェスター・Cと対戦する。もしナポリが勝点で並ぶと、当該チーム同士の対戦成績によって、順位が入れ替わることとなる。
 
 グループGでは、ベジクタシュがポルトと1-1で引き分け、勝点を11に伸ばして首位を決めた。その一方で、ライプツィヒに4点を奪われてホームで完敗を喫したモナコは最下位が確定。昨シーズンのベスト4進出チームは最後まで不振から脱却できなかった。
 
 残された興味は、こちらも2位争い。ポルトとライプツィヒは勝点7で並んだまま、最終節でそれぞれモナコ、ベジクタシュと対戦する。両チームの対戦成績でもポルトが得失点差で上回っており、ここまで健闘してきたライプツィヒの逆転はかなり厳しいか……。
 
 最後にグループEだが、こちらは2試合とも引き分けに終わり、5節が終了してもマリボルの最下位以外は何も決していない。最終節ではリバプールがS・モスクワをホームに迎え、セビージャはマリボルの本拠地に乗り込む。
 
 セビージャに前半で3点リードしながらも追い付かれたリバプールは次節、引き分け以上で勝ち抜けが決まるが、もし負けた場合、2節での対戦でS・モスクワに引き分けているため、順位で上を行かれ、グループステージ敗退もあり得る。
 
 なお、各試合の結果と各グループの順位は次ページの通りである。

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