3失点に退場者と散々… 大宮完敗で石井新監督の初陣を飾れず、J1残留は風前の灯火に

2017年11月18日 サッカーダイジェスト編集部

大宮の残留は絶望的に…。

大宮は仙台に0-3の完敗。残留への道のりは険しいものに。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ32節]仙台3-0大宮/11月18日/ユアスタ

 18日、J1リーグ32節の仙台対大宮が行なわれ、ホームの仙台が3-0で完勝した。
 
 試合は序盤から仙台がボールを保持して、石井正忠新監督が就任した大宮がカウンターを狙う展開。すると、先制したのは、ポゼッションで相手を押し込んだホームチームだった。26分、左サイドの蜂須賀孝治がクロスを上げると、攻め残っていた増嶋竜也がバックヘッドで合わせ、ネットを揺らした。
 
 さらに仙台は36分、中央でボールを受けた石原直樹が右サイドに展開し、駆け上がった古林将太がゴール前にクロスを送る。すると、このボールが相手のオウンゴールを誘発し、追加点を挙げた。
 
 仙台の2点リードで前半を折り返すと、後半もホームチームの勢いが止まらない。57分、巧みなパスワークからペナルティエリア手前で三田啓貴がボールを受けると、左足を一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さり、ダメ押しとなる3点目を奪った。
 
 3点を奪われ、反撃に出たい大宮だが、59分に警告を受けていた大山啓輔が70分に再びイエローカードをもらい退場。10人になったことも影響し、1点も返せないまま、90分を終えて黒星を喫した。
 
 敗れた大宮は勝点24の17位となったが、勝点28の15位・甲府が新潟に0-1で負け、今節の降格は回避した。しかし、残り2試合で残留圏に浮上した勝点30の広島とは6ポイント差、得失点も10差となり、残留は絶望的となった。
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