復帰目前のイブラヒモビッチが“10番論”で名言連発!「俺は歴史の教科書にも載る10番だ」

2017年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

長期離脱中の胸中も赤裸々に告白

10番をテーマに地元自動車企業のビデオに出演したマンUの主砲は、あいかわらずの“イブラ節”を炸裂させた。 (C) Getty Images

 ついに唯一無二の男が戦線に復帰する。
 
 現地時間11月17日にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、今年4月20日に行なわれたヨーロッパリーグ準々決勝第2レグのアンデルレヒト戦で右膝の前十字靭帯を断裂し、長期離脱を強いられていたズラタン・イブラヒモビッチがメンバー入りすることを示唆した。
 
「彼は完全に回復した。臨床的観点での問題がなくなり、出場可能と判断されたのは素晴らしいことだ」とコメント。さらにモウリーニョは、イブラヒモビッチが現地18日に行なわれるニューカッスル戦への出場を仄めかした。
 
 そんなイブラヒモビッチ本人も復帰戦に向けてやる気満々だ。現地時間11月15日に母国スウェーデンの自動車会社『Volvo』のプロモーションビデオに出演し、チームの救いになることを誓っている。
 
『背番号10』と題された動画内で、ウェイン・ルーニー(現エバートン)の退団に伴って、今シーズンから9番を新加入のロメル・ルカクに譲り、新たに10番を背負うことになった男は、その秘話を明かしている。
 
「実はルカクが電話をしてきたんだ。『僕は9番をもらえるか?』ってね。俺は『問題はない』と言ったよ。その時にはすでに10番をもらおうと思っていたからね。普通は誰も10番を欲しいとは言わない。けど、俺の場合は違う。このチームに入った時から『10番こそ相応しいのにな』って思っていたんだ。ただ、尊敬すべきルーニーがつけていたから言わなかっただけさ」
 
 自らエースナンバーに相応しいと豪語したイブラヒモビッチは、「10番を背負うのはスター証みたいなもんだ。違いを生み出し、注目を集め、勝利に導くリーダーでなくてはならない」と説き、さらに"10番論"を続けた。
 
「スウェーデン代表でもパリSGでも俺は『背番号10』を背負ってきた。俺こそが10番に相応しい奴なんだよ。言うなれば、俺は背番号10を代表するような存在なわけだ。歴史の教科書には、『背番号10は常にイブラが背負っていた』と書かれるだろうね」
 
 また、キャリアで最も大きな怪我となった今回の前十字靭帯断裂について、「ただの故障だと思っていたが、足で上手くバランスが取れなかった」と話すイブラヒモビッチは、その時の精神状態について振り返った。
 
「俺の思考が頭の中で回り始めた。『何が起きている? 35歳のお前に何ができる? 未来はあるか?』ってな具合にね。本当にいつも以上に考えさせられたけど、俺が出した答えは、『やめることは選択肢にない』というものだった」
 
 復帰が眼前に迫るイブラヒモビッチは、「前回よりも強くなることを信じている」と話し、さらに「司令塔のような気持ちで、10番のために戦う」とこれまでとは異なる形でマンチェスター・Uに尽力することを誓った。
 
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