【国際親善試合】注目のドイツ対フランスはドロー。ロシアで開催された2試合は激しい点の取り合いに!

2017年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランスの強力3トップが見事に機能。

3トップが見事に機能したフランスは、CFに入ったラカゼットが2ゴールの活躍。(C)Getty Images


 11月14日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ(W杯)予選が大詰めを迎えるなか、すでに本大会出場を決めた国、あるいは敗退が決まった国による親善試合が、欧州各地で行なわれた。

 ドイツのケルンでは、W杯予選を全勝で突破したドイツと、オランダ、スウェーデンらが同居する組を首位で通過したフランスが対戦。互いにハイレベルな攻防を繰り広げた試合は2-2のドローに終わった。

 キリアン・エムバペ、アレクサンドル・ラカゼット、アントニー・マルシアルの3人を前線に並べたフランスは、この強力3トップが見事に機能。1点目はマルシアルの横パスから、2点目はエムバペの鮮やかなスルーパスを受けて、いずれもラカゼットがネットを揺らしている。

 ロスタイムのラース・シュティンドルのゴールで同点に持ち込んだドイツでは、ユリアン・ドラクスラーやメスト・エジルが再三に渡り好機を演出。違いを見せつけた。

 派手な撃ち合いが見られたのは、W杯開催国のロシアで行なわれた2試合だ。地元ロシアとスペインの一戦は3-3のドロー。この試合、好印象を残したのはロシアで、奪った3点はいずれも完璧に敵のDFラインを崩してのもの。チームが順調に仕上がっていることを周囲に知らしめている。

 一方、スソ、ロドリゴ、マルコ・アセンシオの若手3トップで臨んだスペインは、大量5ゴールを奪ったコスタリカ戦から攻撃力が半減。セルヒオ・ラモスのふたつのPKで、優勝候補の面目を保つのが精いっぱいだった。

 同じくロシアでは、アルゼンチン対ナイジェリアという好カードも開催され、こちらはナイジェリアが大量4点を奪って勝利を収めている。

 エースのリオネル・メッシを欠きながら(休養のためバルセロナに帰還)、エベル・バネガのFK、セルヒオ・アグエロのゴールでアルゼンチンが2点をリードしたが、ケレチ・イヘアナチョ(レスター)、アレックス・イウォビ(アーセナル)のプレミア勢の活躍により、ナイジェリアが大逆転に成功している。

 ロンドンで行なわれたビッグゲーム、イングランド対ブラジルは互いにゴールを決めきれずスコアレスドロー。クリスチアーノ・ロナウドが招集免除で不在のポルトガルは、ホームでアメリカと1-1で引き分けている。

◇11月14日に開催された主な親善試合の結果
ベルギー 1-0 日本
得点:ルカク(72分)
イングランド 0-0 ブラジル
ドイツ 2-2 フランス
得点:ド=ヴェルナー(56分)、シュティンドル(90+3分) フ=ラカゼット(34・71分)
ロシア 3-3 スペイン
得点:ロ=スモロフ(41・70分)、ミランチュク(51分) ス=ジョルディ(9分)、S・ラモス(35・53分)
アルゼンチン 2-4 ナイジェリア
得点:ア=バネガ(28分)、アグエロ(36分) ナ=イヘアナチョ(44分)、イウォビ(52・74分)、イドウ(54分)
ポルトガル 1-1 アメリカ
得点:ポ=アントゥネス(31分) ア=マッケニー(21分)
オーストリア 2-1 ウルグアイ
得点:オ=ザビツァー(5分)、シャウブ(87分) ウ=カバーニ(10分)
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