【選手権予選】日曜日の結果を速報! 四国、九州など新たに7県で代表校が決定!

2017年11月12日 高校サッカーダイジェスト編集部

決勝が行なわれた7地域中5試合が延長にもつれる大熱戦に

名伯楽・小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附は劇的な勝利! 2年連続の選手権出場を決めた。

 11月12日、全国高校サッカー選手権大会の地区予選決勝が各地で開催され、新たに7校が本大会行きを決めた。

 日曜日の決勝は実に4試合が80分で決着しない接戦の連続だった。長崎決勝では今大会最注目のストライカー・安藤瑞季(3年)を擁する長崎総科大附と、東京五輪代表監督に就任した森保一監督の母校・長崎日大が激突。試合は長崎総科大附が前半に先制点を奪ったが、後半に粘る長崎日大に同点を許してしまう。その後は互いに勝ち越し弾を奪えないでいたが、延長後半の終了間際に主将の田中純平(3年)が値千金の一撃。これが決勝点となり、長崎総科大附が2年連続5回目の出場権を手にした。

 プロ内定者を擁するチーム同士の対戦となった鹿児島決勝も、実力伯仲の好勝負が繰り広げられた。清水エスパルス入団内定の高橋大悟(3年)率いる神村学園と、横浜F・マリノス入団内定の生駒仁(3年)を擁する鹿児島城西の一戦は80分+10分ハーフの延長を終えてもスコアレス。迎えたPK戦も8人目までもつれる展開となったが、神村学園が6-5で激戦を制した。

 そのほかで延長戦に突入した試合も大熱戦となった。兵庫決勝は、滝川二が49年ぶりの選手権出場を目ざした関西学院を1-0で撃破。高知決勝では高知西が明徳義塾を1-0で破り、初出場の栄誉を掴んだ。

 一方、80分で雌雄を決した新潟決勝は、日本文理がJSC開志学園を2-1で下し、全国行きの切符を勝ち取った。前半30分に横山隼介のゴールで先制すると、後半18分にエースの久住玲似(3年)が追加点。1点を返されたが、最後までリードを守り切った。大分決勝では鶴崎工を3-1で退けた大分西が代表校に決定。徳島決勝では徳島北が徳島市立を1-0を下し、全国行きを決めた。こちらは3チームとも初出場となる。
 
 11月11時点で出場全48校のおよそ3分の2となる32校の出場が確定。ここまでの初出場校は、三重と前述の日本文理、大分西、高知西、徳島北の5チームだ。
 
 来週末は埼玉、山梨、京都などで代表校が決定する。

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