イタリア代表に暗雲。1年ぶりに代表復帰の“切り札”ザザが左膝の負傷で登録を外れる

2017年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

本調子ではないベロッティに代わって出場するはずが。

今シーズンはリーガ・エスパニョーラで11試合9ゴールと好調だったザザ。スウェーデンとの運命の一戦を前に無念の離脱となった。 (C) Getty Images

 約1年ぶりにイタリア代表に復帰していたシモーネ・ザザが、左膝の怪我のため、現地時間11月10日に行なわれるワールドカップ欧州予選プレーオフ、スウェーデン戦の第1レグを欠場することが決定した。
 
 入団2年目のバレンシアで11節までに9ゴールを叩き出すなど、リーガ・エスパニョーラで好調をアピールし、満を持して掴み取った代表の座だったが、9日午前の練習で10月上旬にも痛めた左膝の怪我が再発。登録メンバーから外れることになった。
 
 イタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、9月の予選でスペインに0-3の完敗を喫した4-2-4システムをあきらめ、このスウェーデン戦では前監督のアントニオ・コンテ(現チェルシー)が用いていた3-5-2システムの採用を匂わせていた。
 
 そして、その2トップの一角を、リオネル・メッシに次いでリーガ・エスパニョーラの得点ランキングで2位につけるバレンシアのエースに託そうとしていたのだ。
 
 そもそもアッズーリの2トップは、チーロ・インモービレ(ラツィオ)とアンドレア・ベロッティ(トリノ)が長く担ってきたポジションだが、ベロッティが故障明けでまだコンディションが万全ではないため、ザザに白羽の矢が立っていた。
 
 イタリアの『メディアセット』はベロッティの起用を予想しているが、相手は強敵スウェーデン。ロシア行きの切符を賭けた最後の戦いの、いわば切り札的存在だったザザの離脱は、アッズーリにどのような影響を与えるのか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事