「日本はカウンターが速くて厄介だ」映像をチェックしたウィリアンのジャパン評

2017年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

“14番目の主将”については「僕はちょっとシャイだからね…」

圧倒的な技巧とスピードを誇るウィリアン。長友との丁々発止のマッチアップに注目だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間11月10日の21時にキックオフされるブラジル代表VS日本代表のフレンドリーマッチ。木曜日、セレソン(ブラジル代表の呼称)の右ウイングで先発するウィリアンが、前日会見に臨んだ。
 
 ブラジル・メディアの関心は、彼がセレソンで初めて巻くキャプテンマークについて。チッチ現政権下で主将は持ち回り制となっており、これまでの15試合で実に13選手が替わるが替わる務めてきた。指揮官は「個々にリーダーとしての自覚と責任感を持たせるためだ。固定はしないし、ワールドカップ本大会もこれで行く」と明言している。
 
 14番目のキャプテンに指名されたチェルシーMFは、ニッコリと笑いながらこう答えた。
 
「武者震いするよ。こんな体験はなかなかできないから、チッチには感謝したいし、名誉に感じている。ただ僕はちょっとシャイだからね……。あんまりベラベラしゃべったりもしないかな。チームにはいろんなタイプのリーダーがいるから、明日は僕なりに、できるかぎりの形でチームに貢献したい」
 
 そして対戦相手である日本へのインプレッションを明かした。
 
「いくつか映像で確認したけど、カウンターのスピードがかなり速くて厄介だ。その武器を上手く使いこなしているなと感じた。まあなんにせよ、大事なのは自分たちのパフォーマンスだ。日本もイングランドもスペインも対戦相手としてリスペクトしているし、ピッチでは全力を尽くすよ。ナショナルチームではそれこそが求められる」
 
 ブラジル代表のチッチ監督は日本戦のスタメンを公表。ウィリアンは前述の通り右ウイングに配置され、左のネイマール、中央のガブリエウ・ジェズスと強力な3トップを形成する。ハリルジャパンの最終ラインにしてみれば、これ以上ない世界最高レベルの"難関テスト"だ。
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