メッシが“あの噂”をきっぱり否定。「そんなの全部ウソ。バカバカしくて笑っちゃうよ」

2017年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕は代表チームの中のひとりにすぎない」と強調。

アルゼンチン代表では2試合に1得点のペースでゴールを生み出しているメッシ(代表歴は122試合・61得点)。今回の取材では、「ロシア大会が最後のW杯になるかはわからない」とも。 (C)Getty Images

 アルゼンチン代表の一員としてモスクワを訪れているリオネル・メッシが、珍しく複数メディアのインタビュー取材に応じた。

「バカバカしくて笑っちゃうよ」

 小柄な大エースが呆れ顔を見せたのは、「自分と仲の良い選手を代表に招集させている」という噂の真相について、母国のTV番組『TyCスポーツ』からたずねられたときだ。

「そんなの全部ウソ。アルゼンチン代表に招集されているのは、ハビエル・マスチェラーノやアンヘル・ディ・マリアやルーカス・ビグリアといった、世界的なプレーヤーばかりだ。僕の友人だから彼らが代表でプレーしているなんて言うのは、僕や彼らへの敬意を欠いている。第一、僕が監督を操れるわけがない」

 今予選でアルゼンチン代表を率いた3人の指揮官、ヘラルド・マルティーノ、エドガルド・バウサ、そして現在のホルヘ・サンパオリは、いずれもメッシ中心のチームを作った。この稀代の天才プレーヤーを輝かせることが、勝利へのいちばんの近道であることを知っていたからだ。

 したがって、彼らが「メッシと相性が良さそうな」プレーヤーを選ぶことは当然あっただろう。しかし、エースみずからメンバーを指名したことは、一度もなかったという。噂をきっぱりと否定してみせたメッシは、さらにこう強調している。

「僕は代表チームのひとりにすぎない」

 そのメッシがキャプテンを務めるアルゼンチン代表は、現地時間11日にロシア代表と、同じく14日にナイジェリア代表と、いずれも来年の本大会の舞台であるロシアで親善試合を行なう予定だ。
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