日本戦の主将にウィリアンを指名! セレソンはなぜ毎試合キャプテンを替えるのか

2017年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

チッチ政権下の16試合目で14番目の指名に

稀代のソリストであるウィリアンにもついに大役が! 日本戦でどんなキャプテンシーを披露するのか。要注目だ。(C)Getty Images

 金曜日にフランスのリールで日本代表とテストマッチを戦うセレソン(ブラジル代表の呼称)。チッチ監督はそのゲームのキャプテンに、ウィリアンを指名したようだ。ブラジル最大のメディア『GLOBO』が伝えている。
 
 ウィリアンがカナリア軍団でキャプテンマークを巻くのは初の栄誉。とはいえ、チッチ政権下のセレソンは毎試合のように主将を替えている。これまでの15試合の変遷を見ると、ミランダ→ダニエウ・アウベス→レナト・アウグスト→フィリペ・ルイス→D・アウベス→フェルナンジーニョ→ロビーニョ→ミランダ→ネイマール→チアゴ・シウバ→フィリッペ・コウチーニョ→マルセロ→パウリーニョ→カゼミーロ→マルキーニョスといった具合。2度経験しているのはミランダとD・アウベスだけで、ウィリアンは14番目のご指名となっている。
 
 ローテーションの狙いと意図についてチッチ監督は、「いろんな選手にキャプテンの重責を感じてもらい、潜在的なリーダーとしての自覚を促したい。ワールドカップ本大会でもこのスタンスは変わらないだろう」と説明している。ブラジル国内では賛否両論あるようだが、マルセロは「一度はやってみたかったから誇らしかったよ」と語り、マルキーニョスも「まさかこの若さ(23歳)で任されるなんてね。驚いたけどすごく意気に感じたし、いいアイデアだ」と支持するなど、選手ウケはかなりいい。
 
 コウチーニョやウィリアン、ロビーニョといった個性派たちは、なかなか所属クラブで腕章を巻く機会はないだろう。さて、アフロヘアがトレードマークの韋駄天は日本戦でどんなキャプテンシーを見せるのか。右ウイングでの先発が予想され、迎え撃つ日本の左サイドバックは長友佑都のスタメンが有力視されている。
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