元チェルシーDFテリーが骨折で全治3か月。プレミア復帰をめざすチームにとっても痛手

2017年11月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「早期復帰に向けてできることはすべてやる」

12月で37歳を迎えるジョン・テリー。怪我を乗り越え、相手を威圧するようなディフェンスをもう一度見せられるのか。(C) Getty Images

 元チェルシーのベテランCBジョン・テリー(アストン・ビラ)が、11月4日に行なわれたホームのシェフィールド・ウェンズデー(イングランド2部)戦で負傷。右中足骨の骨折と診断され、約3か月戦線を離れることが判明した。
 
 20分に苦悶の表情で右足甲をおさえ、ピッチに倒れ込んだテリーは、クリストファー・サンバとの交代を余儀なくされた。
 
 メディカルルームに向かう際に見せたがっくりとうなだれるような表情が怪我の深刻さを物語っていたが、キャプテンであり守備の要でもあるテリーの長期離脱は、プレミア復帰を狙うクラブにとってもショッキングなニュースだ。
 
 アストン・ビラのスティーブ・ブルース監督は試合後、こう語っている。
 
「テリーはチームにとって不可欠な存在。偉大なキャプテンの離脱は私たちにとって、とてつもなく大きな痛手だ。一日も早く戻ってくることを願っているよ」
 
 自身のインスタグラムにギプスを着けた右足の写真を投稿したテリーは、長期離脱を告げられたショックと、復帰に向けた前向きな気持ちをファンに伝えている。
 
「第五中足骨の骨折が判明した時は、ただただ途方に暮れたよ。でも、早く復帰するために、できることはすべてやっていく」
 
 今夏、プレミアリーグの複数クラブからのオファーを蹴って、イングランド2部に戦いの場を移したテリーは、ここまで15試合すべてにフル出場し、大黒柱として充実のパフォーマンスを披露していた。
 
 ちなみに試合は、開始わずか18秒でシェフィールド・Wのアダム・リーチにゴールを奪われたアストン・ビラが、テリーが負傷交代した直後の23分にも追加点を献上。後半ロスタイムに一矢報いるも下位相手に手痛い敗戦を喫し、5位に順位を下げている。
 
 プレミア復帰を目指す名門クラブにとって、テリーの経験とリーダーシップは絶対不可欠。早期の復活を期待したい。
 
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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