衝撃人事! 残り3節へ大宮が前鹿島監督の石井正忠氏を招聘! 伊藤彰監督を電撃解任

2017年11月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官とともに強化部トップも入れ替え!

大宮の新監督に就任が決まった石井氏。残り3節で電撃的な就任となった。写真:田中研治

 J1の大宮アルディージャは11月5日、伊藤彰監督と松本大樹強化本部長の解任を発表した。後任監督には、前鹿島監督の石井正忠氏を招聘。また、強化本部長の座にはスカウト担当の西脇徹也氏が昇格した。

 大宮がJ1リーグ残り3節の状況でまさに衝撃的な人事を断行した。今年5月末に渋谷洋樹前監督からバトンを受けた伊藤監督を電撃解任し、鹿島を昨季二冠に導いた石井氏に残り3試合を託す決断をした。

 大宮は、31節終了時で降格圏の17位。勝点24で、残留圏の15位・甲府と勝点4ポイント差につけている。まだまだ逆転不可能な数字ではないが、監督交代の"劇薬"でこの苦境を乗り切ろうという狙いだ。

 大宮の残り3試合は、32節に敵地で仙台、33節にホームで甲府との直接対決。そして最終節はアウェーで川崎との対戦となっている。J1残留を果たすためにも、大宮にとっては、もはやひとつも落とせない戦いが続く。

 この事態に伊藤監督は、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを残している。
「5月末の監督就任から約5か月が経過し、いまだにJ2降格圏にいることに、そして3試合を残してクラブを去ることに、本当に申し訳ない気持ちです。ファン・サポーターの方々をはじめとした、クラブに関わる多くの方々の期待に応える結果を出せなかったのは、私の力不足です。苦しい中でも真摯に取り組んでくれた選手やスタッフに感謝していますし、いつも温かく最後まで応援してくださった方々に心から感謝しています。私自身、大宮アルディージャというクラブが大好きですし、新体制の下で残り3試合を全員が一つになって戦い、J1残留を勝ち取ってくれることを心から願っています」

 また、石井新監督と西脇新強化本部長の就任会見は、11月7日に行なわれる予定となっている。
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