岡崎慎司が2度のビッグチャンスを逸する…レスターはストークと引き分ける

2017年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

2度のビッグチャンスを逸した岡崎。

献身性を見せた岡崎だが、ゴール前ではシュートを決めきれなかった。 (C) Getty Images

 現地時間11月4日、プレミアリーグ11節が行なわれ、レスターはストークと2-2で引き分けた。
 
 前節のエバートン戦で、クロード・ピュエル監督の初陣を白星で飾ったレスターは、その一戦から先発メンバーを変更。試合前に負傷したベン・チルウェルに代わって、日本代表FWの岡崎慎司が先発に復帰し、4-4-2の2トップの一角に入った。
 
 試合は立ち上がりから両チームが中盤でボールを奪い合うなかで進行し、互いに相手ゴールを脅かすような決定機を生み出せない堅い展開となる。
 
 そのなかで、前線からのプレッシングなど献身的なプレーを続けていた岡崎にチャンスが訪れる。21分、左サイドのデマライ・グレイのクロスボールに飛び込んだが、わずかに合わなかった。
 
 日本代表FWがファーストチャンスを作り出し、徐々にペースを掴み始めたレスターは、セットプレーから先制点をもぎ取る。
 
 33分、右からのCKでリャド・マハレズがファーサイドに蹴り込み、ハリー・マグワイアが頭で落とすと、こぼれ球をビセンテ・イボーラが豪快に蹴り込んでネットを揺らした。
 
 今夏に加入したスペイン人MFの移籍後初ゴールで先手を取ったレスターは、追加点を挙げるべく攻勢を強める。すると、岡崎に再びビッグチャンスが舞い込む。
 
 37分、左サイドをドリブルで突破したグレイからのライナー性のクロスボールにダイビングヘッドで合わせたが、相手GKジャック・バトランドの右手一本に弾かれた。
 
 守護神の好守で難を逃れたストークは、ワンチャンスをものにして同点弾を叩き込む。
 
 自陣からのクルト・ズマの楔のパスをマクシム・シュポ=モティングがワンタッチで背後に流すと、ゴール前に抜け出したジェルダン・シャキリが、レスターの守護神キャスパー・シュマイケルとの1対1を冷静に制して、ゴールに流し込んだ。
 
 結局、前半は1-1で終了。迎えた後半は、開始直後から互いにチャンスを創出する。まずは、47分にストークのジョー・アレンが惜しいシュートを繰り出せば、52分にはレスターのマハレズが単独突破から右ポストをかすめるシュートを見舞った。
 
 その後、一進一退の攻防となるなか、レスターは58分に岡崎を下げてケレチ・イヘアナチョを投入すると、直後に勝ち越し点を奪う。
 
 60分、右サイドから敵ペナルティーエリア内に侵入したマハレズが、カットイン気味にボールを持ちだしてから左足を振り抜くと、ボールが相手GKのバトランドの脇の下を抜けてゴールへと吸い込まれた。
 
 リードを奪って守勢に回ったレスターに対して、ストークは69分にピーター・クラウチを投入。すると、このベテラン長身FWが期待に応える。73分、左CKからシャキリがニアサイドへボールを放り込むと、クラウチが飛び込んで豪快なヘディング弾を決めたのだ。
 
 振り出しに戻った試合は、80分を過ぎてから三度勝ち越しを狙うアウェーチームが攻め込むも、ホームチームのブロックを打開できない膠着状態に。
 
 双方ともシュートチャンスに恵まれなかった展開の中で、レスターは87分にイヘアナチョがゴール前でボールを受けてネットを揺らすも、これがオフサイドとなって万事休す。結局、試合は2-2でドロー決着となった。
 
 2度のリードを守り切れなかったレスターだが、プレミアリーグでは5戦無敗を維持し、暫定ながら順位を10位に浮上させた。
 
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