【ルヴァン杯決勝】杉本健勇が先制点に込めた熱い想い!「連れてきてくれた仲間」や「ベンチに座れなかった選手」のために

2017年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これはただの通過点。ここからセレッソの歴史はまた始まっていきます」と力強い言葉も。

写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァンカップ決勝]C大阪2-0川崎/11月4日/埼玉スタジアム2002
 
 殊勲のストライカーが雄叫びを上げた。
 
「最高!」
 
 2-0で勝利したルヴァンカップ決勝の川崎戦。開始50秒に貴重な先制点を決め、勝利の立役者になった杉本健勇は、はち切れんばかりの笑顔で喜びを表現した。
 
 クラブの初タイトルに大きく貢献したのだから、破顔するのも当然だろう。しかし、試合前には複雑な想いもあったようだ。
 
「今までルヴァンカップを戦ってきてくれたメンバーが、ベンチにも入らんと応援に来てくれて、俺もそういう想いとか、負けたらどうしようとかいろいろ考えました」
 
 C大阪は今季、リーグ戦とルヴァンカップをターンオーバーで戦ってきた。そのため杉本は、この決勝が今年のルヴァンカップ初出場だったのだ。「連れてきてくれた仲間」や「ベンチに座れなかった選手」たちの想いを乗せた先制点は、まさに会心のゴールだったことだろう。
 
「勝って責任を果たしたかったので良かった」
 
 杉本はそう述べた後、応援に駆け付けたサポーターにも感謝の意を示した。
 
「こんなに遠くまでたくさんのサポーターが来てくれて心強かったし、本当に力になりました」。そして、「セレッソはタイトルを取りましたが、これはただの通過点だと思っているので、ここからセレッソの歴史はまた始まっていきます。みんなでまた築いていきましょう」とも。
 
 初タイトルは、あくまで「通過点」。大きな野望を抱く日本代表FWとクラブの歴史は、ここからまた始まっていく。

【ルヴァン杯決勝PHOTO】C大阪×川崎の美女サポーターたち❤

【ルヴァンカップ決勝PHOTO】C大阪2-0川崎|C大阪が杉本、ソウザのゴールでルヴァン杯を制す!


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