代表落選の香川真司が技ありアシスト!「エレガントなパス」「巧妙に穴を突いた」と評価も

2017年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

UEFAのコンペティションで50試合の節目に

CLとELを合わせて通算50試合目の出場を果たした香川。チームは痛恨ドローも自身は軽快な動きを披露。(C)Getty Images

 水曜日のチャンピオンズ・リーグ4節、ボルシア・ドルトムントvsAPOELニコシアの一戦は痛み分けの1-1ドローに終わった。先の日本代表メンバー発表で選外となった香川真司はインサイドハーフでスタメン出場。立ち上がりから攻撃陣をリードした。
 
 11分、ラファエウ・ゲレイロの完璧なクロスを頭で合わせたが決め切れず。ビッグチャンスを逃した香川だったが、29分のビッグプレーでそれを帳消しにする。ユリアン・ヴァイグルのパスを中央で待ち構え、すぐさまダイレクトで前方へはたくと、これが裏へ走り込んだゲレイロにピタリ。鮮やかな展開で、先制点へと繋げた。
 
 ドイツのサッカー専門誌『Kicker』は「カガワがゲレイロに申し分のないパス。ポルトガル代表はねじ込むだけだった」と評し、同じく全国スポーツ紙『Bild』は「エレガントなパスを放ったのがカガワだ」と称えた。さらに英サッカー専門誌『FourFoueTwo』も追随。「UEFAでのコンペティションで50試合目の出場を果たしたカガワが、APOEL守備陣の穴を巧妙に見つけて突いた」と報じている。
 
 試合はその後ホームチームが追いつかれ、痛恨の1-1ドロー。裏カードでトッテナム・ホットスパーがレアル・マドリーを3-1で下したため、グループステージ突破にかすかな望みは残したものの、格下相手に1点しか奪えなかったチームにはブーイングが浴びせられた。
 
 そのなかで、フル出場の香川は軽快な動きを披露し、90分を通して存在を誇示。日本代表は落選となったが、チャンピオンズ・リーグの舞台で意地のパフォーマンスを見せた。
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