マンUアカデミー出身の名手ランキング! 1位はやはり…

2017年11月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

上位には伝説の“92年組”がランクイン

マンUアカデミー史上最高の選手は、やはりギグス。2度のチャンピオンズ・リーグ制覇など黄金時代の原動力になった (C) Getty Images

 イギリス『フォー・フォー・トゥー』紙がプレミアリーグが発足してからの25年間で、マンチェスター・Uのアカデミーが輩出した名選手をランキング形式で紹介している。
 
 1位に輝いたのは、言わずと知れたウェールズの英雄ライアン・ギグス。マンチェスター・Uで歴代最多の通算895試合に出場し、実に34個のタイトルを獲得している。名ドリブラーとして鳴らし、スピードに衰えが見えたキャリア終盤にはセンターハーフもこなすなど、選手としての幅の広さも見せた。
 
 2位のポール・スコールズは、その高いテクニックを武器に中盤のダイナモとして約20年に渡り君臨。ジネディーヌ・ジダンやロナウジーニョなどからも特別な賛辞が送られていた。
 
 3位のデイビッド・ベッカムはマンチェスター・U退団後も、スペイン、イタリア、フランス、アメリカの主要クラブでプレーを続け、大きな影響を及ぼしたメガスター。伝家の宝刀である直接フリーキックで、クラブや代表で多くの重要なゴールを決めた。
 
 その他、上位には予想通り、伝説の"92年組"(92年にトップチームデビューを飾ったアカデミー出身選手たちの総称)がランクイン。ガリー・ネビルが4位、ニッキー・バットが7位、フィル・ネビルが10位に選出されている。
 
 サー・アレックス・ファーガソンが、「最高のイギリス人DF」と評価した5位のウェズ・ブラウンは怪我に泣かされた印象が強いが、07―08シーズンのチャンピオンズ・リーグ制覇に右サイドバックとして多大な貢献を見せた。

 地味ながらもチームに欠かせない存在だったのが、ダレン・フレッチャー(9位)、ジョニー・エバンス(11位)、ジョン・オシェイ(12位)だ。フレッチャーは目立つ選手ではなかったが、ファーガソンの寵愛を受けて、自分自身の価値を証明し続けた。エバンスは11―12シーズンに負傷したネマニャ・ヴィディッチの代役として起用され出色のプレー。DFライン全般とボランチをこなすそのマルチぶりでチームを助けたのがオシェイだった。
 
 マンチェスター・Uでは陽の目を見なかったが、その後に移籍したクラブで功績を残したのが以下の3選手。デイビッド・ヒーリーは北アイルランド代表のCFとして36ゴールを記録。同国のトップスコアラーに名を残している。また、ダニー・ドリンクウォーターは15-16シーズンに中盤の要としてレスターのプレミアリーグ優勝に大きく貢献した。そして、ライアン・ショウクロスは、20歳でストークに売却され、22歳から現在までの8年間に渡り腕章を巻き続けている。
 
 現在もクラブに在籍している選手では、ポール・ポグバ(6位)、マーカス・ラッシュフォード(10位)が選出されている。まだ若い2人だけに今後の活躍次第では、レジェンドとして名を残すか。
 
■マンチェスター・U・アカデミー出身の偉大な選手ランキング(フォー・フォー・トゥー紙選出)
※名前の後の成績は、マンチェスター・U在籍時の公式戦での成績
1位:ライアン・ギグス 895試合・155得点
2位:ポール・スコールズ 705試合・149得点
3位:デイビッド・ベッカム 382試合・85得点
4位:ガリー・ネビル 592試合・7得点
5位:ウェズ・ブラウン(現ケーララ=インド) 357試合・5得点
6位:ポール・ポグバ(現マンチェスター・U) 64試合・11得点
7位:ニッキー・バット 373試合・25得点
8位:マーカス・ラッシュフォード(現マンチェスター・U) 87試合・26得点
9位:ダレン・フレッチャー(現ストーク) 338試合・24得点
10位:フィル・ネビル 367試合・8得点
11位:ジョニー・エバンス(現WBA) 198試合・7得点
12位:ジョン・オシェイ(現サンダーランド) 385試合・15得点
13位:デイビッド・ヒーリー 1試合・0得点
14位:ダニー・ドリンクウォーター(現チェルシー) 出場なし
15位:ライアン・ショウクロス(現ストーク) 2試合・0得点

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部 
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