絶好調の本田圭佑が2戦連続弾! しかし、パチューカは2点差を追いつかれドロー

2017年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

見せ場は前半終了間際に訪れた

左足で冷静なシュートを決めた本田。 (C) Getty Images

 メキシコ移籍後初の1試合2ゴールを決めた本田圭佑の勢いが止まらない。現地時間10月29日、メキシコリーグ後期15節が行なわれ、パチューカは敵地に乗り込んでサントス・ラグーナと対戦した。
 
 日本代表MFの本田圭佑は右サイドハーフで公式戦5試合連続先発出場。サカテペク戦(メキシコカップ・決勝トーナメント1回戦)から中4日という厳しい日程ながら、多くの主力とともに試合開始からピッチに立った。
 
 パチューカは序盤からボールを支配して相手ゴールに迫ると、得意のショートカウンターから均衡を破る。32分、左サイドを抜け出したジョナタン・ウレータがグラウンダーのクロスボールをボックス内に折り返すと、これをフランコ・ハラが押し込んでネットを揺らした。
 
 先手を取ったパチューカはその後も相手ゴールに迫るプレーを継続的に続けると、この日も積極果敢にゴールへと迫る本田に見せ場が訪れる。
 
 41分だ。右サイドからのクロスボールをハラがボックス内で落とすと、これに反応した本田が自慢の左足シュートをゴールへ突き刺して追加点をもたらした。
 
 日本代表MFの公式戦2試合連続弾で点差を広げたパチューカだったが、直後の42分にサントス・ラグーナのホルヘ・タバレスに決められてしまうも、1点をリードして前半を折り返した。

 迎えた後半は1点を追うサントス・ラグーナが素早いパスワークから敵陣でボールを支配してパチューカを押し込むと、61分に再びタベラスが豪快なミドルシュートでネットを揺らして同点弾を叩き込んだ。
 
 頼みの本田がタイトなマークに苦しんだこともあって、前半とは打って変わって攻め込まれたパチューカは決定機を創出できずに停滞する時間帯が続いた。
 
 それでもサントス・ラグーナの猛攻を何とか凌いだパチューカは、86分に運動量が落ち始めていた本田に代えて、攻撃的MFのアンヘロ・サガルを投入して勝ち越しへの意欲を見せるもメキシコ代表でもある相手守護神ジョナタン・オロスコの牙城は崩せず……。結局、試合は2-2で終了した。
 
 2点を先取しながらも追いつかれ、手痛いドローを喫したパチューカ。優勝プレーオフ出場圏内8位までの勝点差が3に広がる中で、はたして残り2節で上位進出を果たすことはできるのか? 2試合連続弾を決めた本田の活躍を含めて注目だ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事