指揮官も称賛! かつてない劣悪なピッチ状態でFC東京が見せた勇戦ぶり

2017年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

3試合ぶりの無失点試合。要因は献身的な守りにある。

[J1リーグ31節]FC東京 0-0 清水/10月29日/味スタ

 引き上げていく選手たちのユニホームは泥にまみれていた。
 

 味の素スタジアムで行なわれたFC東京と清水の一戦。台風の影響による大雨でピッチはぬかるみ、グラウンドに水がたまるような状況に陥った。
 
 FC東京の安間貴義監督は試合後のフラッシュインタビューで、「最初はボールが動いていたのですが、あまりにも水がたまってしまった」とコメント。そして、「今まで味スタは水がたまったことがないので」と話し、初めての状態に驚きを隠せないでいた。
 
 ただ、その中でも懸命に戦った選手たちには労いの言葉を送った。とりわけ、守備陣の勇戦ぶりには目を細める。
「雨の想定はしていたのですが、そこに対してしっかりやってくれて、守備に関しても今までのような淡泊さがなくて、身体を張ってやってくれた」
 
 前節までのように安易に崩れるような場面がなく、身体を張った守りで3試合ぶりの無失点。指揮官の言葉通り、ディフェンス面で復調の兆しが見えたのは間違いなく好材料だろう。豪雨の中で掴んだ手応えを生かし、FC東京は残り3試合で勝点を積み重ねることを目論む。
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