大躍進アトレティコのシメオネ監督が引く手あまた モナコやマンチェスターの両クラブも興味

2014年04月29日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

モナコはベルタSDとセットでの引き抜きを目論む。

古巣アトレティコを大躍進に導いたシメオネ。まとまりのある好チームを作り上げた。 (C) Getty Images

 リーガ・エスパニョーラの首位に立ち、チャンピオンズ・リーグのベスト4に勝ち上がる大躍進にアトレティコ・マドリーを導いたディエゴ・シメオネ監督が、引く手あまただ。モナコからマンチェスター・ユナイテッドまで、多くのクラブがこのアルゼンチン人指揮官を招聘したいと考え始めている。
 
 もっとも乗り気なのは、大物代理人ジョルジ・メンデスがコンサルタント的な役割を担っているモナコ。シメオネ監督だけでなく、スポーツディレクターのアンドレア・ベルタもセットで引き抜こうという目論見だ。
 
 マンチェスターでは、新監督探しが続くユナイテッドだけでなく、マヌエル・ペレグリーニ監督がポジティブな仕事をしているシティも、シメオネの招聘に興味を持っているようだ。
 
 もっとも、シメオネもベルタも、少なくとももう1シーズン、アトレティコに残って現在進めている仕事を全うしたいと考えている模様。
 
 なお、ユナイテッドは、ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー)やカルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリー)などが候補に上がるなか、最終的には招聘に困難の少ないルイス・ファン・ハールで決着しそうな雲行きだ。現在オランダ代表監督を務めるファン・ハールは、ブラジル・ワールドカップ終了後に契約が切れる。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
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