【J1採点&寸評】新潟1-0鳥栖|完封勝利の新潟が“奇跡”へ望みをつなぐ!MOMは鬼神のごとく立ちはだかった…

2017年10月29日 梶山大輔(サッカーダイジェスト)

新潟――サイドアタックが機能し、見事な完封勝利。

【警告】新潟=磯村(35分) 鳥栖=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大谷幸輝(新潟)

[J1リーグ31節]新潟1-0鳥栖/10月29日/デンカS
 
【チーム採点・寸評】
新潟 7
J1残留へ勝つことが絶対条件のなか、主導権を握る堂々としたパフォーマンス。サイドアタックが機能し、後半はカウンターも有効だった。後半だけで7本のシュートを打たれたが、文字通り全員でしのいだ。気持ちのこもった勝利で、奇跡の残留へ望みをつなげる。
 
【新潟|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
1 大谷幸輝 7
雨のなか、安全第一のプレーを徹底。相手が攻勢を強めた後半は、ビッグセーブでチームを救う。鬼神のごとくゴールに立ちはだかった。
 
DF
8 小泉 慶 7
前節と同じく推進力を活かしたプレーが好印象。55分に気持ちがこもったミドルでゴールを射抜く。まさに値千金の一撃だった。
 
2 大野和成 6.5
19分に気迫あふれるスライディングで田川のシュートをブロック。キャプテンとして闘志あふれる姿を見せた。
 
4 ソン・ジュフン 6.5
トレーニングで負ったケガが心配されたが、問題なくプレー。38分には正確なサイドチェンジをホニへ通し、スタジアムを沸かす。
 
27 堀米悠斗 6.5
積極的にオーバーラップして、攻撃に厚みを加える。山崎との意思疎通も良く、1対1の集中力も高かった。
 
MF
6 磯村亮太 6.5
前線への鋭いフィードを見せるなど、前への意識を高く持つ。身体を張ったチャージも披露し、中盤で奮闘していた。
 
13 加藤 大 6.5
機を見た縦パスで攻撃を前に進める。時間とともに存在感が増し、丁寧なビルドアップでチームを下支えした。
 
7 ホニ 5.5
対面の吉田に競り勝てず、前半は沈黙。後半は持ち直し、鋭い突破を見せた。25分に惜しいヘディングを放ったが、権田の好セーブに阻まれた。
 
40 小川佳純 6.5(78分OUT)
シンプルなプレーで攻撃の潤滑油に。インテリジェンスの高さは特筆すべきだ。プレースキックの精度も高く、決定機を創出した。
 
9 山崎亮平 6(90+2分OUT)
自身で仕掛けるより、堀米の攻め上がりを促すポジショニングを取る。フォア・ザ・チームの姿勢で勝利に貢献。
 

次ページ新潟――交代選手が逃げ切りにしっかりと貢献。

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