岡崎慎司をレスター新指揮官はどう使う!? 地元紙は「比類なきエナジー」とキーマンに指名

2017年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

前線の選手に激しいチェイシングを求めるフランス人監督

ピュエル新監督は岡崎をどう評価しているのか。過去のチーム作りを見る限り、両者の相性は良さそうだ。(C)Getty Images

 プレミアリーグのレスター・シティは水曜日、前サウサンプトン監督のクロード・ピュエルを新指揮官に招聘した。
 
 選手のハードワークを第一に求め、標榜するのは攻守両面における高度な連動性。過去に率いたチームはいずれもソリッドな守備からの高速カウンターが得意で、自身も記者会見で「私とレスターの相性はとてもいいように思う」と語り、「ひとまずは大きな変化は加えない。少しずつわたしの色に染めていきたい」と青写真を明かした。
 
 レスターをこよなく愛する地元紙『Leicester Mercury』はさっそく、ピュエル新監督がスタメンに誰を配備するのかを予測。とりわけジェイミー・ヴァーディー、岡崎慎司、イスラム・スリマニ、ケレチ・イヘアナチョ、レオナルド・ウジョアと個性豊かな5人のFWを擁する前線が注目の的だ。
 
 同紙は「なにがあろうとメイン・マン(主役)」とまずはヴァーディーの名を挙げ、2番手に岡崎を紹介。「比類なきエナジーでブイブイ言わせている。レスターでのキャリアにおける最高のゴールラッシュを見せているのだ」と称え、キーマンのひとりに指名した。ただ、火曜日のカラバンカップで移籍後初ゴールを挙げたイヘアナチョも調子が上向き。「オプションとしての価値はきわめて高い」と評している。
 
 全国紙の『Daily Mirror』は日曜日のエバートン戦に向けたスタメン予想に岡崎をチョイス。「前節(スウォンジー・シティに2-1で勝利)で十分機能した布陣を変えることはないだろう。2トップはヴァーディーとオカザキで決まりだ」と書き綴っている。
 
 サウサンプトンではやや守備偏重の戦術が不評を買い、いまひとつ選手たちに受け入れられなかったピュエル監督だが、レスターには選手個々のハードワークがもともとベースにある。前線の選手に対して激しいチェイシングを求める指揮官だけに、岡崎の献身的なプレーぶりはきっと気に入るはずだ。
 
 はたして仕切り直しのエバートン戦でどんなチームパフォーマンスを披露するのか。新生レスターにおける日本代表ストライカーの出来に注目だ。
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