【ドイツ発】大迫が久々に笑った!「みんな嬉しい」ケルン13試合ぶりの勝利!!

2017年10月26日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

「次のリーグ戦が大切」すぐに気を引き締める。

連戦の続く大迫だが、今回の勝利でひとつ大きな肩の荷が下りたようだ。(C)Getty Images

[DFBカップ 2回戦]ヘルタ・ベルリン 1-3 ケルン/オリンピア
 
 DFBカップ(ドイツ杯)の2回戦、ケルンがヘルタ・ベルリンを相手に実に公式戦13試合ぶりとなる白星を挙げた。途中出場から勝利に貢献した大迫勇也は安堵の笑みを浮かべ、「次のレバークーゼンとのリーグ戦がより大切になる」と語った。一方、ヘルタの原口元気はベンチ入りしたものの出場機会を得られなかった。
 
 立ち上がりは押し込まれたアウェーチームだったが、ヘルタの拙攻にも助けられ、徐々にカウンターやロングボールからゴールに迫る。35分、ギラシの打点の高いヘッドからツォラーがねじ込み先制。その後、43分、64分と2ゴールを追加して、ヘルタの反撃を1点に抑えた。
 
 大迫は77分から出場し、前線の起点として確度の高いポストプレーをこなしつつ、巧みにパスを散らした。1点返してなお勢い付こうとしていたヘルタを上手くいなして、チームを3回戦に導いた。ケルンの公式戦の勝利は、8月17日のDFBカップ1回戦・レーヘル戦以来、約2か月ぶりだ。
 
 試合後、大迫は「みんな嬉しいよ。これで気分としても、すごく変わる」とひとつ肩の荷が下りたことで喜び、「次のレバークーゼンとのリーグ戦が大切になる」とさっそく気持ちを切り替えていた。
 
 ケルンのシュテーガー監督は「ベンチの選手を含む全員が、一緒に力を合わせて結果を残してくれた。複数ゴールとポジティブな要素をホームに持ち帰れるのは、やはり選手にとっても喜ばしいことだ」と喜んだ。
 
 リーグ戦ではいまだ未勝利で最下位に沈むケルンは、28日にアウェーでレバークーゼンと対戦する。また、ヘルタは同日にホームでハンブルクを迎え撃つ(原口はリーグ戦、この試合まで出場停止)。
 
取材・文:塚越 始
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