「オカザキこそがベストプレーヤーだ!」レスター地元紙が岡崎慎司を“最優秀”に推す!

2017年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼のニューシューズがいいのかもしれない」とも

岡崎がいれば「9得点」、いなければ「3得点」。データ上でもその存在の大きさが窺い知れる。(C)Getty Images

 土曜日のプレミアリーグ9節、敵地でのスウォンジー・シティ戦で2-1の快勝を収め、ようやく今シーズン2勝目を挙げたレスター・シティ。その試合で先制点の起点となり、49分にはみずからゴールを決めてチーム全得点に絡んだのが、日本代表FW岡崎慎司だ。
 
 レスターを愛して止まない地元紙『Leicester Mercury』は、あらためて岡崎の存在意義を強調。「ここまでのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン」と言い切る。
 
「シンジ・オカザキはチームにとって、いまやラッキーチャーム(幸運のお守り)以上だ。彼がピッチに立つとシティのパフォーマンスは著しく良化し、対戦相手が嫌がる動きを常にしながら、リンクマンとして卓越した働きを見せる。そして、中盤とジェイミー・ヴァーディーの間をつなぐ不可欠なパーツとなっているのだ。スウォンジー戦では右へ左へと的確にパスを散らし、とりわけ両サイドのリャド・マハレズ、マーク・オルブライトンとの関係性、引き出し合いが素晴らしかった」
 
 さらに同紙は「オカザキは今シーズンのここまでベストプレーヤーであり、スウォンジー戦はベストパフォーマンスだった」と称え、データ上でもそれが如実に表れていると説明する。
 
「今シーズンのプレミアリーグで、オカザキは440分間プレーしているが、シティはその状況下で9得点を奪っている。逆に彼がいなかったのは370分間で、こちらは3ゴール。やはりWBA戦でオカザキをベンチ外にしたクレイグ・シェイクスピア(前監督)の判断は、明らかな誤りだったのだ」
 
 おまけに、スパイクにも言及。「彼のミズノ製のニューシューズがいいのかもしれない。あのボディーバランスの良さは普通ではないから」と綴っている。
 
 一方で同紙は、今シーズンの低迷を招いた人物のひとりとして、スポーツディレクターであるジョン・ラドキンの名前を挙げた。スウォンジー戦ではレスター・ファンが「出ていけ、ラドキン!」と書かれた横断幕を掲げ、彼を揶揄するチャントも浴びせたという。「キング・パワー(レスターのオーナー会社)の意向なのだろうが、クラブはファンの声にもっと耳を傾けるべきだ。レスター・シティはなにを置いてもファンを第一に考えるクラブである。その伝統を忘れてはいけない」と記した。
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