パチューカが難敵に辛勝でプレーオフに望みを繋ぐ! 本田圭佑はチャンスに絡んで存在感示す

2017年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

本田の無回転FKは…。

試合終盤に交代となったものの、決定機を演出した本田。その存在感は日増しに高まってきている。 (C) Getty Images

 現地時間10月22日、メキシコリーグ後期第14節が行なわれ、パチューカはホームでプエブラと対戦した。
 
 注目の日本代表MFの本田圭佑は、2-2と引き分けていた18日のトルーカ戦(メキシコリーグ10節延期分)に続いて先発で起用され、4-2-3-1の右サイドハーフにポジションを取った。
 
 試合は立ち上がりからファンの後押しを受けるホームのパチューカがボールポゼッションを高めて優位に立つも、5バックシステムを用いて守備的に振る舞ったプエブラの堅牢を前に攻め手を欠き、均衡した状態で進んだ。
 
 それでも粘り強く攻め続けたパチューカは、一瞬の隙を突く。34分、敵陣右サイドで得たFKでボールをボックス内に供給すると、ビクトル・グスマンがヘディングで流し込んだ。
 
 チームが先制点を奪って、自身も流れに乗っていきたい本田だったが、相手DFに得意の左足を切られたうえ、前を向いてボールを持たせてもらえずに躍動感が見られない時間帯が続いた。
 
 それでも前半ロスタイムに本田は見せ場を作る。敵ゴール前正面の位置で得たFKの場面で直接ゴールを狙ったが、無回転のボールは相手GKに弾かれてポストを直撃するも、ネットを揺らすには至らなかった。
 
 ホームチームが主導権を握って進めた試合は、後半も同様のペースで進んだ。
 
 追加点を奪うべく積極果敢に攻め入ったパチューカは、53分に本田、72分にヘルマン・カノとコンスタントに決定機を創出。81分にも右サイドのCKから本田がヘディングで狙ったが、渾身のシュートは相手GKに弾かれた。
 
 その後、84分に疲労の見え始めた本田を下げ、DFのアレクシス・ペーニャを投入したパチューカは、全員守備で相手のパワープレーに応戦。なんとか逃げ切りに成功して1-0で辛勝した。
 
 3試合ぶりに勝利を手にしたパチューカは、優勝プレーオフ出場圏内の8位まで勝点差2の11位に順位を上げた。はたして残り3節で上位進出を果たすことはできるのか? 本田の活躍を含めて注目だ。
 
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