連勝再出発のバイエルン、ドイツ紙が掲げた「3冠」の条件とは?

2017年10月21日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

CL優勝にはさらなる成長が不可欠。

フンメルスがCKからヘッドで一撃! バイエルンがセルチックを力でねじ伏せた。(C)Getty Images

[CL 3節]バイエル 3-0 セルチック/10月18日/アリアンツ・アレーナ

 バイエルン・ミュンヘンはユップ・ハインケス監督の就任後、国内リーグ(フライブルク戦5-0)、チャンピオンズ・リーグ(セルチック戦3-0)と連勝を収め、上々の再スタートを切った。
 
 若干気が早そうだが、ドイツ大衆紙『ビルド』は10月20日の紙面で、『ユップならば、再び3冠達成できる?』と大きな見出しで報じた。前政権時代の2012-13年に国内リーグ、DFBカップ、そしてチャンピオンズ・リーグと主要3冠を達成。その再現をさっそく期待している。
 
 来週水曜日にはDFBカップ2回戦で、ライプツィヒとのアウェー戦が控えている。「ここでライバルを葬り去れば、優勝間違いなし!」というのだ。また、リーグ戦では11月4日のアウェーでのドルトムント戦が、今年の最大の山場だと伝えている。
 
 チャンピオンズ・リーグに関しては、「パリSG、バルセロナ、マンチェスター・シティは3試合で勝点9を獲得し、レアル・マドリーもやはり強力。もちろんそのあたりはハインケスも理解していて、『私たちは本気で、さらにチームを良くしていかなければならない。様々な特長を持ったチームがヨーロッパにあり、私たちもそのようになれるはずだ』と語っている」。
 
 同紙は「国内の2つのタイトルの有力候補のひとつであるのは確か。チャンピオンズ・リーグは、厳しい争いのなかで強くなる」ことを条件に挙げる。改善の余地があることをむしろプラスに受け止め、チームとしての成長することで、3冠も狙えると論じている。
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