「ずっと僕の憧れなんだ」ケインがC・ロナウドとのユニホーム交換でニンマリ

2017年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にいいものをもらった。さっそく家に飾らないと」

CLのゲーム後に健闘を称え合う両雄。ケインにとっては目標とする「ロールモデル」との再戦だった。(C)Getty Images

 イングランド代表FW、ハリー・ケインが破顔一笑だ。
 
 火曜日のチャンピオンズ・リーグで、トッテナム・ホットスパーは敵地サンチャゴ・ベルナベウに乗り込み、レアル・マドリーと対戦。終始ポゼッションで圧倒されるも、巧妙に守備ブロックを築き、時折鋭いカウンターを繰り出しては白い巨人の脅威となった。試合は1-1の引き分けに終わっている。
 
 タイムアップの瞬間、固い握手と抱擁を交わしたのが、ケインとクリスチアーノ・ロナウドの両エースだ。お互いになにやら耳打ちして会話を交わし、健闘を称え合ってユニホームを交換。その時の様子をケインが振り返った。米スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
 
「もちろん、せがんだのが僕だよ。彼は僕にとって最高のロールモデル(お手本)であり、憧れなんだ。十代の頃からずっとそのプレーを観てきたからね。本当にいいもの(ユニホーム)をもらった。さっそく家に飾らないと。クリスチアーノが僕のユニホームをどうするのは分からないけどね(笑)」
 
 会話の内容を問われたケインは、「まあ、『また次の対戦で会おう』ってところ」と答えるにとどまった。マドリーは来夏のケイン獲得を目ざしているとされ、ロナウド自身もフロレンティーノ・ペレス会長に「彼ならOK」と太鼓判を押したようだ。投入資金は2億ユーロ(約254億円)を超えるとも……。ひょっとしたらそのあたりの"誘い"があったのかもしれない。
 
 ケインはこう続けた。
 
「ベルナベウは素晴らしいスタジアムで、あそこでプレーするのは本当に光栄なこと。僕たち(トッテナム)はそこで堂々とドローを演じた。ほんの3年前までヨーロッパリーグで戦っていたチームがだよ。チームにとってもファンにとっても誇りとすべきゲームになった。僕たちに足りないのはタイトル。今シーズンはなにか大きなことを成し遂げられそうな気がしているんだ」
 
 トッテナムとマドリーのリターンマッチは、11月1日に聖地ウェンブリーで行なわれる。
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