リバプールもアーセナルもマンUも!プレミア勢が「エジル2世」を巡って争奪戦

2017年10月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

U-19欧州選手権の予選で1試合・4得点のハイパフォーマンス。

ドイツU-19代表では10番を纏い、キャプテンマークを巻くハベルツ。ステップアップの移籍も時間の問題か。(C)Getty Images

 次々と将来有望なヤングプレーヤーを輩出しているドイツで、今最も注目を集めているティーンエイジャーのひとりが、レバークーゼンに所属するMFカイ・ハベルツだ。
 
 ハフェルツはドイツ西部のアーヘン出身で、2016-17シーズンのブンデスリーガ7節のブレーメン戦でクラブ史上最年少(17歳126日)でトップデビューを飾った超逸材だ。トップ下、ウイング、セカンドトップなどをこなすアタッカーで、卓越したテクニックとパスセンスが最大の武器。レバークーゼンのルディ・フェラーSDは「まるでメスト・エジルのようだ」と評している。
 
 昇格2年目の今シーズンは得点こそないものの、8節を消化した時点で5試合に出場。18歳にして代表クラスがひしめく強豪クラブで、戦力として十分な働きを果たしている。
 
 ユース代表でも株価が上昇中だ。10月に行なわれたU-19欧州選手権の予選ではベラルーシ戦(4日)で圧巻の4ゴールを叩き込めば、北アイルランド戦(7日)でも得点をマーク。改めてその才能を見せつけた。
 
 これだけのタレントを欧州のトップクラブが放っておくはずがない。イギリスの『デイリー・メール』によれば、リバプール、マンチェスター・U、アーセナルのスカウトがベラルーシ戦を視察し、獲得に強い興味を示しているという。なかでもドイツ人のユルゲン・クロップ監督率いるリバプールがかなり熱を上げているようだ。
 
 レバークーゼンとの現行契約は2022年6月までだが、このまま順調に成長を続ければ来夏にもステップアップの移籍を果たしても不思議はない。ドイツの次代を担うヤングスターの動向に、引き続き注目が集まる。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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