12歳ながらドルトムントのU-17チームに所属し、ゴールを連発している規格外の神童、カメルーン生まれのFWユスファ・ムココが、現地10月14日の宿敵シャルケU-17とのルール・ダービーで今シーズン２度目のハットトリックを達成（試合は４-４の引き分け）。これで開幕から９試合で19ゴールと、驚異的な得点ペースが止まらない。
 
　12歳とは思えない鮮烈すぎる活躍ぶりに浮上しているのが、年齢詐称疑惑だ。先日も『ビルト』紙が、ムココには18歳のガールフレンドがいたとすっぱ抜き（真偽は不明）、「12歳であるはずがない」とその年齢に疑いの目を向けていた。
 
　９月に飛び級でドイツU-16代表に招集されたムココは、現在インドで開催中のU-17ワールドカップへの出場も期待されたが、最終的には登録メンバーには選ばれなかった。これにも、本当の年齢を隠し通すためだと疑ってかかる声もちらほら…。
 
　シャルケとのルール・ダービーという大一番でのハットトリック、しかも１-４と劣勢だったチームを救ったこの大活躍で、疑惑はさらに深まるばかり？
 
文：ワールドサッカーダイジェスト編集部