マンCが今季5大リーグ最多の7ゴール! ペップも「就任後で最高」と満足気

2017年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

そのほとんどが志向するショートパスからのゴール。

ストークから7ゴールを奪ったマンC。ここまで8試合で29ゴールと驚愕の成績を残している。(C)Getty Images

 マンチェスター・Cの攻撃陣がまたも大爆発した。現地時間10月14日のプレミアリーグ8節で、ストークを7-2と完膚なきまでに叩き潰したのだ。
 
 序盤から圧倒的に攻め込んだマンCは、まず17分に先制点。ウォーカーの右サイドからの折り返しをG・ジェズスが押し込んだ。その3分後には、今度は左サイドからザネが同じくグラウンダーのパスを中央に送り、これをスターリングが悠々と流し込んだ。27分には敵ゴール前でザネ、スターリングで完全に崩し、最後はシルバが中央で倒れ込みながらプッシュしてゴールネットを揺らした。
 
 44分にディウフに決められ、47分にはオウンゴールを献上して1点差に追い詰められたマンCだが、その後にさらなるゴールラッシュを見せる。まず56分、デ・ブルイネの右サイドからの鋭利なグラウンダーのクロスを、G・ジェズスが押し込む。60分にはフェルナンジーニョが強烈ミドルを叩き込めば、62分にもデ・ブルイネの正確無比なスルーパスをザネが蹴り込む。わずか8分間で3ゴールを奪った。
 
 ゴールショーの締めは78分。スターリングのショートパスで抜け出した途中出場のB・シウバが、ゴール前でトゥーキックから決めた。不運な交通事故に遭ったエースのアグエロを欠きながら(ベンチ入りはした)、大量7ゴールを奪うのだから恐れ入る。しかもそのほとんどが志向するショートパスを主体とした攻撃からのゴールで、ペップ・グアルディオラ監督も「いつだってもっと成長できるものだが、私が指揮して以降で今日は最高のパフォーマンスだっただろう」と満足気だった。
 
 今シーズンの欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)では、ラツィオ、バルセロナ、ドルトムント、モナコ、パリSGが6ゴールを奪っているが、7ゴールはこの日のマンCが初めてだ。
 
 マンCは今シーズンのプレミアリーグで、5ゴール以上が4節リバプール戦(5-0)、5節ワトフォード戦(6-0)、6節クリスタル・パレス戦(5-0)、そしてこのストーク戦とすでに4試合。8試合で29得点(4失点)と驚愕のデータを残している。戦績は7勝1分けで勝点は22まで伸び、同日にリバプールとスコアレスドローに終わった宿敵マンチェスター・Uに2ポイント差を付けて、単独首位に立った。
 
 名将グアルディオラを招聘した1年目の昨シーズンは無冠に終わり、失敗が許されない2年目に挑んでいるマンC。このまま突出した攻撃力を武器に勝ち上がるのか、要注目だ。
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