「エジルとサンチェスを冬に売るのか?」ヴェンゲル監督の答えは…

2017年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

状況が一転することを願いながらも…。

アーセナルの攻撃を牽引する2人。退団となれば、ダメージは計り知れないが……。 (C) Getty Images

 今シーズン限りでアーセナルとの契約が満了するメスト・エジルの代理人は、「クラブと良い形で話し合っている」と明かしているが、対するアーセン・ヴェンゲル監督はこれを認めつつも、一方で1月の移籍市場でエジルを売却する可能性についても言及している。
 
 エジルはいまだアーセナルと契約延長で合意に達していない。フリーでの退団を恐れるアーセナルが、少しでも移籍金を手に入れようと、1月の移籍市場にエジルを高値で売却するとの噂も後を絶たない。
 
 だが、エジルの代理人は、選手の希望が「あと2、3年はプレミアリーグでプレーすること」だと明かし、「アーセナルとのコンタクトは続いているし、良い形で進んでいる」とコメント。クラブとの話し合いに好感触を示した。
 
 そんな中でヴェンゲル監督は現地時間10月12日の記者会見で、エジル代理人のコメントについて「私もそう理解している」と同調し、同じく契約最終年を迎えているアレクシス・サンチェスとともに、退団が既定路線ではないとコメントした。
 
「昨年のうちに合意できなかったからといって、選手が必ずしもクラブを去るというわけではない。2人ともここで幸せのようだし、私は状況が一転するように願っているよ。現時点では、何かを発表する予定はない」
 
 しかし、両選手との契約延長交渉が長きにわたって進まなかったのも事実だ。また、アーセナルは今夏、サンチェスをマンチェスター・シティに放出する寸前だったと言われている
 
 それだけにヴェンゲルは、「こういう状況になって、我々はあらゆる解決策を想定してきた」とコメント。サンチェスとエジルを1月に手放す可能性について、「イエス。ありえることだ」と認めている。
 
 これまで両スターに絶大な信頼を寄せてきたヴェンゲルは、サンチェスとエジルを引き留めることはできるのか。来年1月にアーセナルは、一大決心を迫られるかもしれない。
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